森和昭『日本のITコストはなぜ高いのか?』を読みました。
端的に言うと、IT業界の「保守費」に問題の焦点を当てた本です。
ソフトの保守費とかって、確何で発生するのかよくわからないところがあります。バグ出したら、メーカの責任で直してしかるべきでしょう。なんでユーザに転嫁するのでしょうか。
ブラックボックスな保守費の内訳を明らかにして、コスト低減を図っていくべき、と論じています。正直私は保守費で儲けている側の人間なのですが、この本の主張は納得できます。もしユーザ企業にいたら、ベンダーさんから内訳出してもらって、内製化するところは内製化して、コスト削減をはかっていくことでしょう。
今年2冊目。