荒井千暁『職場はなぜ壊れるのか 産業医が見た人間関係の病理』を読みました。
職場にメンタルで問題を抱えて復帰した人が何人かいます。接し方を悩むこともあったので、読んでみました。本書は成果主義の検証なども行っていますが、私の問題関心からして参考になったのは、復帰した人とどう接するかを述べた箇所でした。
「距離の取り方でいうなら、休職する前の状態と同じような距離がよいのではないでしょうか。話す内容は現時点のものや未来のことを主体としながらも、相手がいい出してこない限り私生活に関する話題は避け、自職場での仕事に関する内容や世間話などが無難です。」
「キャッチボールのような延々とした意見交換は避けたいところです。」
(p.90-91)
今年25冊目。