ついに雲取山(2,017m)に行ってきました!
初めてのテント泊!最後の最後にはなんと救助経験まですることになってしまいました。
2013/9/28(Sat)~9/29(Sun)です。
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こんな風景見てしまったら、もう山からは離れられないなあ。
(二日目朝の雲取山山頂にて)
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2013/9/28(Sat)~9/29(Sun)の土日は晴れ予報でした。
これは雲取山に行くしかありません。
一泊二日用の装備は事前に整えていたので、天候次第というところだったのです。
行くのは一番ベーシックなルートにしました。鴨沢から七ツ石山通って雲取山へ一日。雲取山から三条の湯を経てお祭りまでで一日。
8時35分の奥多摩駅発のバスで鴨沢に行こうと計画を立てました。
市川からだとちょうどいい時間の電車が無いのですが、5時5分の電車に乗って7時46分に奥多摩駅に到着。
いい天気。
奥多摩駅には登山届を出すコーナーがあります。一泊二日ですし、今回はしっかりと書いて提出しておきました。8時35分のバス発車まで時間があったので、準備体操などして過ごします。バスには一番乗りでしたので、前の一人席を確保。鴨沢まで座っていくことが出来たのでした。鴨沢で降りて、装備の準備をして出発しました。なお、鴨沢にもトイレはあるのですが、小さいので混雑します。お手洗いはバスに乗る前に済ませるべきだと思います。
雲取山は百名山に数えられるだけあって、かなりの人気でした。たくさんの登山者とともに登っていきます。
奥多摩ではいつも見かけるクマ注意の文字。身にしみることになろうとはこの時は思いませんでした。
コンクリート道を登って、山道になり、しばらく行くと小袖乗越に着きます。自動車はここまで来れるんですね。車道を少し歩くと、本格的な登山口が見えてきます。発泡スチロールの大きな箱を背負って歩いている人がいました。雲取山荘に荷物を届ける人だったのかしら。
(ピンボケですが、ここから登っていきます)
奥多摩の急登に慣れた身にとっては、雲取山の道のりはそれほど苦しいものではありません。が、今回はテント道具一式を背負っています。重い・・・。食べ物はフリーズドライにしていましたし、できる限りの軽量化を図ったのですが、重かった。今考えると、水を持って行きすぎました。3リットル持って行きました。でも9月下旬ですから、それほど暑くはありません。また、雲取山は(特に鴨沢コースは)水場がいくつもあります。山荘もいくつかあります。水は現地調達できるんですよね。水の量を減らして軽量化すればよかったなあと反省した次第です。
ところどころ景観はありましたが、基本的には木々の中を歩んでいきます。
2時間くらいかかって、堂所に到着。七ツ石山を目指します。
七ツ石小屋まで歩いて行く途中に良い景観が得られました。富士山が見えました。
七ツ石小屋までの登りは結構大変です。ゆっくりと登って行きました。ちょっとくたびれつつ、七ツ石小屋に到着。こじんまりとした小屋です。小屋番の人が薪を割ってらっしゃいました。
景観もなかなかです。
お昼時間だったのですが、七ツ石山山頂で食事にしようと思って、先を急ぎました。これが失敗でした。七ツ石小屋から七ツ石山まではかなり登ります。結構疲れるのです。七ツ石小屋で十分休養を取ってから先に進むべきだと思います。
休養を取らなかった私はひーひー言いながら登って行きました。七ツ石神社がありましたが、斜めっていました。
七ツ石山に到着。かなり景観が良いです。ちょうど富士山が見えなくなってしまったのですが、富士山なしでも景観を楽しむことが出来ました。
ここでやっとお昼。カップヌードルリフィル。涼しかったので、熱いカップヌードルを美味しくいただくことが出来ました。
お昼終えて、改めて景観をゆっくりと楽しんだ後に雲取山目指して出発。石尾根を通って奥多摩小屋をまずは目指しました。石尾根は非常に気持ちよかった。
かなり疲れてきました。ザックが重い。なんとか歩を進めます。
ヘリポートの後に、
奥多摩小屋到着。
冷たい飲み物でもいただけたらなあと思ったのですが、何も売っていないようでした。お手洗いを借りましたが・・・登山者のマナーの悪さにちょっとうんざりでした。具体的に言うと汚い話になるので言いません(^^;;
奥多摩小屋にもテントサイトがあります。体力が持たなければここでテントを張ることを考えていましたが、雲取山荘まで頑張ることにしました。
かなりの坂を登って、
ヨモギノ頭に到着。
小雲取山へ。雲が増えてしまいましたが、雲の合間から差す日差しが非常に美しかった。
これが雲取山への最後の坂です。
坂を登り切って、ついに雲取山山頂!
・・・と思いましたが、避難小屋の先が本当の山頂でした。
山頂到着!初めて2千メートル超えの世界に到着です。
雲が多かったのですが、それはそれで趣がありました。富士山は見えませんでした。翌日に期待。
山頂から雲取山荘に向かいます。山頂からそこそこ険しい道を下っていきます。20分くらい下ると、雲取山荘が見えました。
到着は15:30。6時間ほど歩いたことになります。疲れました・・・。
入り口でテント一張300円を支払います。冷たい缶ビールも500円で売っていたので、早速買ってぐびーっと一気に飲む。おいしかったなー。山歩き後のビールほど美味しいものはありません。
ビール飲んだ後はテン場に行ってテントの設営です。おばちゃん2人組の隣が空いていたので、そこに設営させてもらいました。前の日に自宅で練習していた成果が出て、特に戸惑うことなくテントを立てることが出来ました。
しばらくテント内でゴロゴロする。
周りの声がすごく良く聞こえてきます。山小屋経験なくテントを経験したのですが、おそらく山小屋ですと、相部屋とかになって、一人あるいはグループのみで過ごす、というわけにはいかないんだろうと思います。テントだとプライベート空間を確保できるのではありますが、周りの声・音がかなり聞こえます。おばちゃん2人のテントからはガサゴソ音や2人のよもやま話が聞こえてきましたし、逆側のテントはラジオをつけていて、相撲中継が聞こえてきました。こういうのを楽しむくらいの姿勢がないと、テント泊は辛いんじゃないかと思います。耳栓してもいいんですが、それだと風や木々の音などの自然の音が聞こえなくなっちゃうしねえ。
おなか空いたので、水場で水をゲットし、ついでにビールを買って(またかよ)、夕飯としました。
フリーズドライのご飯2人分と、フリーズドライのカレー2人分。フリーズドライのカレーはアマノフーズのチキンカレーにしました。
山の中でお腹いっぱいカレーを食べるのがささやかな夢だったんですよね。アマノフーズのカレーはお湯注ぐだけで作れるし、かなり美味しいです。オススメします。
調理(といってもお湯を沸かすくらいだが)はテントから身を乗り出してやりました。
今思うと、雨が降っていたわけでもないので、無理をせずに水場の脇のテーブルのところで作って食べればよかった。無理してテントでお湯を沸かしたりする必要はないのです。テントは寝るところ、くらいの認識でいたほうがよかったな。
食後にインスタントのカフェモカを飲みつつ、お腹いっぱいになったため横になっていると、周りから声が聞こえてきました。何やら星空が綺麗らしい。外に出てみると、星空が大変綺麗でした。いやー、星ってこんなにあったんですね。夜空いっぱいに星が散りばめられていました。
水場では歯磨きをしている人がいました。歯ブラシ忘れたことに気づいたのはそのときでした。少量の水で歯磨きできますもんねえ。持ってくれば良かった。次回は忘れないようにしよう。
夜空見て20時くらいだったか、もう眠くなってきました。特にやることも無かったので寝ました・・・。
さささ、寒い・・・。目が覚めました。
雲取山荘のHPで気温を書いてくれていますが、それより体感温度は寒いと思います。ダウンジャケットくらい持って来るべきでした。モンベルのソフトシェルジャケット来てシュラフに潜り込みましたが、非常に寒かった。軽量化のためにマットを短いもの(90cm)にしていたんですよね。これも敗因と思われます。テント装備に課題が残ったなあ。
ともあれ初日はこんな感じで終わったのでありました。
二日目に続く。