馬頭刈山~大岳鍾乳洞から瀬音の湯へ~

 馬頭刈山(まずかりやま)に登ってきました。2013/9/14(Sat)のことです。
 大岳鍾乳洞スタートの瀬音の湯ゴールです。
 
 
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 20130914_馬頭刈山
 (大滝近辺にて)
 
 ↓続き読んでね。


 武蔵五日市駅で降りて、コンビニでポカリスエットをゲット。
 バス停に並んだのですが、すごい登山者の数でした。そんなに人気あるコースだったっけなあ?と思いながらも並びます。すると前の方から「上養沢行きは前の方に並ぶらしい」といった声が聞こえてきました。バス停の前の方に行くと、左側にもう一列出来ていました。しばらくするとバス会社の人が「上養沢行きは左側に並んでください。都民の森行きは右側~」と整理し始めました。なるほど、登山者の多くは都民の森まで行くのね。つまりは三頭山に行くということです。三頭山って人気なんだなあ。バスは増発してくれているようで、乗れないことはなさそうでした。
 
 バスで大岳鍾乳洞まで。大岳橋から鍾乳洞まで林道を歩きます。
 
 20130914_馬頭刈山
 
 大岳鍾乳洞に到着。せっかくなので立ち寄ることにしました。
 
 20130914_馬頭刈山
 
 田中ゆきさんというおばあちゃんが鍾乳洞を守っています。チケットとヘルメットを渡してくれます。ザックにストックを差していたのを見て、「それじゃ引っかかっちゃうから置いてきなさい。私が見とくから」と言われたので、言葉に甘えてザックを置いていくことにしました。鍾乳洞は狭いので、置いて行かなかったら大変なことになっていました。助かりました。鍾乳洞の歩き方も教えてくれます。いわく「25番まであります。帰りは25番から17番まで戻って、その後はいろは順。さっきの人たちに言い忘れたから、教えてあげて」とのこと。よくわかりませんでしたが、とりあえず覚えて鍾乳洞に向かいました。
 
 20130914_馬頭刈山
 
 一足踏み入れるや、涼しい空気が体を包みます。夏に来るのがいいでしょうね。涼しくて気持ちよかったです。中はライトで照らされています。重要なのはヘルメットです。嫌がらずにヘルメットを付けておかないと、頭をぶつけて大変です。ヘルメットした頭を何回も天井にぶつけてしまいました。1から数字順でしばらく這い進んでいくと、おばあちゃんが言っていた「さっきの人たち」を見つけたので、進み方を教えてあげました。その人達を抜かしてぐんぐん進んでいくと、子どもたちがいました。20名近くいたんじゃないかしら。先生に付き添われてきたようです。子どもたちを抜いて最奥部へ。先生たちがなにやらやっていました。ここで探検イベントみたいのをやっていて、宝物を隠したのだとか。最奥部では道に迷う女性3人組に道を尋ねられました。迷うところはないのですが、先生たちのうちの一人が間違ったことを教えたらしい。「戻ってきちゃダメ、別の道がある」みたいなことを言われたらしい。実際には入り口でおばあちゃんが教えてくれたように、25番から17番まで戻らないといけません。ということで3人を助け(大げさ)、いろは順に戻ったのでありました。15分くらいで歩き回れますので、寄ることをオススメします。
 
 おばあちゃんにさよならして、再び林道を登ります。途中に小滝があります。ちょろちょろ流れる感じがよかった。
 
 20130914_馬頭刈山
 
 しばし歩くと、登山道に入ります。沢歩きを楽しめます。木橋が幾つもあって、滑りやすいので注意が必要です。
 大滝に到着。そこまで大きな滝ではありませんでした。涼しげ。滝の下にじゃぶんとしたい気分でした。
 
 20130914_馬頭刈山
 
 登っていきます。結構大変でした。途中に緩やかな登りになるところはありましたが、階段あったり、木橋あったりでした。
 
 20130914_馬頭刈山
 
 大岳鍾乳洞から1時間45分、11時半に大岳山分岐に到着。富士見台で昼食にしようと、さらに進んでいきました。天気は曇。なおかつガスっていて、景色は望めず・・・。
 
 20130914_馬頭刈山
 
 15分で富士見台に到着しました。テーブルや椅子、あずま屋があり、昼食にはもってこいの場所です。木が生い茂っており、展望はよくなかったです。
 
 20130914_馬頭刈山
 
 お昼はカップヌードル。汗だくで暑かったのですが、天気が悪くて気温は涼しかったので、カップヌードルをおいしくいただけるなあと思ってお湯を沸かしていたのですが・・・
 
 20130914_馬頭刈山
 
 ・・・お湯湧いてカップヌードルに注ぎ終わったくらいで、雨が降ってきました。あずま屋に引き返します。富士見台では他に2,3のグループと一緒でした。あずま屋でカップヌードルをいただく。うまうま。食後は余ったお湯でカプチーノをいただきました。こちらもうまかったなー。山で温かいものをいただくのはいいですね。
 
 食後に荷造りして、レインジャケットを取り出して準備していたら、なんとか雨は降り止みました。おばちゃん2名のパーティから「どこまで行くのー」みたいなことを聞かれて、「瀬音の湯まで行きます」と答えたりしました。他の皆さんと出発タイミングは同じだったのですが、若い人からどーぞと言われ、私が一番初めに歩き出しました。しばらく行くと、つづら岩です。
 
 20130914_馬頭刈山
 
 鶴脚山を目指して進んでいったのですが、途中に方向を迷うところがあって、まっすぐ進んだら道がなくなってしまいました。迷ったところまで戻ると、富士見台で一緒だったおばちゃんパーティが別のルートを登っていました。「あー、ここは間違いやすいのよねー」とのこと。後で振り返ってみると、下の写真にあるように、木が倒されていて、この先進むなの印になっていたようでした。こういうのを見逃しちゃダメだな。反省反省。
 
 20130914_馬頭刈山
 
 迷った先でおばちゃんパーティが休憩していました。話しかけられたので、登山はじめて2ヶ月くらいだということを言ったら、ぜひアルプスを経験するよう強く勧められました。登りは大変だが、登ってからが素晴らしいらしい。やっぱりアルプスかー。経験値を貯めて、アルプス登れるようになろうっと。このおばちゃん2名は山登りサークルに所属しているとのことでした。「あなたはまだ若そうだから誘えないねえ」と言ってたので、高齢者のサークルのようです。高齢者の登山は危険ではありますが、サークルであれば安全でしょうねえ。いいなあ。将来はそういうところに所属して山登りを楽しむか。
 
 ずんずん進んで、鶴脚山に到着。富士見台から1時間15分。
 
 20130914_馬頭刈山
 
 さらにずんずん進む。馬頭刈尾根は気持ち良い道でした。途中に岩場とかもあって、変化を楽しむこともできます。20分ほどして馬頭刈山山頂。
 
 20130914_馬頭刈山
 
 天気が復活してきました。写真だとうまく写ってないですが、大岳山も綺麗に見ることができました。
 
 20130914_馬頭刈山
 
 女性の親子パーティがいまして、山を降りて行きました。結構歩いたので、ここで小休止。小休止して再び先を行こうとしたら、さっきのおばちゃんパーティが登ってきました。彼女らもここで休憩。ブルーベリーをいただいてしまいました。ありがとうございます。「じゃ、瀬音の湯まで降ります」と言って別れたのでした。
 
 天気はそこそこ復活。
 
 20130914_馬頭刈山
 
 馬頭刈山から20分ほど山道を歩いていると、左手に広場がありました。なんだろうと思って足を踏み入れると、そこが高明山(光明山)でした。登山道の脇にある感じ。
 
 20130914_馬頭刈山
 
 この辺りは高明神社の跡地でもあります。今は軍道の方に移されたらしい。
 
 20130914_馬頭刈山
 
 途中の分岐で瀬音の湯への道を選択。ずんずんと下っていきます。神社から30分で下りきりました。
 
 20130914_馬頭刈山
 
 下りきったと思ったのですが、ここからミニ縦走がスタートします。アップダウンがいくつかあります。途中で馬頭刈山山頂ですれ違った女性の親子パーティが地図とにらめっこしていました。「瀬音の湯に行きます?」と聞かれたので少し話をしたのですが、瀬音の湯までの道のりが予想より長かったらしく、本当にこの道でいいのか悩んでいたようでした。地図をお互いに改めて確認し、一緒に進んでいきました。20分ほどミニ縦走して、やっと瀬音の湯に到着しました。着いたのが15時50分。スタートが9時前ですから、またまた7時間の山歩きとなってしまいました。
 
 瀬音の湯は大混雑。芋洗い状態でしたが、メインの内湯が源泉掛け流しでした!素晴らしい。露天風呂が循環。ちゃんと説明書きされていました。こういう正直な姿勢もいいですね。アルカリ性なのでつるつるになります。
 
 お風呂から出ると、チケット売り場の前が大行列になっていました。ギリギリセーフでしたね。あとで調べてわかったのですが、入り口を出て右手に行くとカフェがあったんですね。左手に行ってしまったので、カフェが見つからず、売店で缶ビールを買って飲んだのでした。
 
 瀬音の湯からはバスが出ています。あまり本数がないので、温泉に入る前にチェックしておいた方が良いです。バスの行列の先に、例のおばちゃんパーティが居ました。バス内で話したところ、彼女らも結局瀬音の湯に下るルートを選んだとのこと。時間がなくてバス停そばの足湯のみにしたとか。
 
 バスで武蔵五日市駅に到着。快速ホリデーで新宿まで。新宿で総武線に乗り換えようとしてエスカレータを降っていたところ、「後ろからすいません!」と声をかけられました。振り返ってみると、例のおばちゃんパーティの一人でした。ここまで一緒になるとは何かの縁ですなあ。改めてお別れをして帰途に着いたでした。
 
 そんなにメジャールートでは無いと思っていたのですが、登山者がそこそこ居ましたし、今までで一番他の登山者とお話をすることができました。こういうのも悪く無いですね。

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