SHIPSのオーダーシャツが出来上がってきました。
ポイントは、
・パターンオーダーである
(袖丈は合わせてくれますが、基本的なサイズは首周りで決定します)
・細身のスタイルがある
(絞りが入っています。かなり細身になります)
・セレクトショップだけにいい生地が豊富
(私はThomas Mason(トーマスメイソン)の140番双糸にしてみました)
というところ。
フルオーダーでないのがちょっとねえ。ま、パターンと合ったからいいけど。
Thomas Masonだけに、140番双糸だけに、金額が金額だけに、すごくいい着心地。これはたまりません。たまにはお金をかけてみるものです。
ただ、ちょいと縫製が甘い。ボタンにほつれがあったり。
縫製はDO-1 Sewingがやっているようです。もう少しいい仕事をしてほしい。
マハトマ・ガンディー『真の独立への道』
ヴェルコール『海の沈黙・星への歩み』
樹なつみ『OZ』
合田正人『サルトル『むかつき』ニートという冒険』
合田正人『サルトル『むかつき』ニートという冒険』を読みました。
久々の悪書です。この本は読まない方がいいです。
帯によると「高校生が読んでわかりやすい」というのを売りにしたシリーズのようです。しかし、非常にわかりにくい。これを悪文と言わずしてなんといいましょうか。
文章が講義口調になっています。この本の通りに本当に講義したら、高校生という、筆者にとってのそれこそ他者はどのような反応をするでしょうか。
あと、著者は自分のことを”先生”(本文中の表記だと「センセー」)と呼んでいます。「センセーはそんなサルトルが好きだ」(p.53)・・・自分のことをよくもまあ先生などと言えるものです。あきれてしまいます。小学生相手だったらわからないでもないが。
今年一番の悪書でした。お金返してほしい。
今年113冊目。
ユニセフのスーダン・ダルフール情報
すっかりブログでの紹介を怠っていましたが、日本ユニセフ協会では継続的にスーダン・ダルフールの情報を提供しています。
(リンク張ってはいけないみたいなので、情報は日本ユニセフ協会のHPをご覧ください)
アン・ベネマン ユニセフ事務局長が9月に声明を出していますが、推定で40万人が命を落としたこの紛争は世界最悪と言っていいのではないでしょうか。
スーダン・ダルフール緊急募金の募集がされています。私はさっき募金してきました。
カキ
今日のお昼はカキフライ。
この時期は毎日三食カキでいいね。
気が早いのですが
澤地久枝『密約 外務省機密漏洩事件』
澤地久枝『密約 外務省機密漏洩事件』を読みました。
沖縄返還に際し、米国が払うべき基地処理費用の400万ドルを、日本政府がひそかに肩代わりをして支払うという密約がありました。
この密約と、その報道を巡る事件についてのノンフィクションです。
男女関係(特に女性について)、言論・報道の自由、マスコミの役割や、国会、有権者、沖縄、日米関係といったいろいろな問題が絡み合って起こった事件でありました。著者の言うとおり「戦後史をほとんど集約している」(p.267)と言っても言い過ぎではありません。
一つ残念なのは、この事件が沖縄からどのように見えていたのかがわからないというところ。沖縄のマスコミにはどのように取り上げられていたのでしょうか。事件の渦中で澤地さんも沖縄に行っているみたいなのですが、沖縄でどんなことがあったのかはあまり取り上げられていません。
それにしても、これは読むべき本。
今年112冊目。