東京新聞で連載されていた、特集「日本の選択点」が終わりました。
全9回。一覧にしておきます。
こちらで読むこともできます。いつまで記事が公開されているかわかりませんが。
1. ネットカフェ住民 安全網「雇用」か「福祉」か(2009/1/1)
2. 新型インフルエンザ ワクチン3000万本 順番は(2009/1/3)
3. 高齢化マンション 「住の人権」どう規定(2009/1/4)
4. 医療格差 不人気科どう人材確保(2009/1/5)
5. 緑のニューディール 環境への投資 どこまで(2009/1/6)
6. 内定取り消し 若者にツケ いいのか(2009/1/7)
7. ODA 「もうかる援助」復活か(2009/1/8)
8. 薬の通販規制 安全と利便 どちら優先(2009/1/9)
9. 派遣労働 解禁の弊害 どう修正(2009/1/10)
生活に密着したよい選択肢だと思います。
1回目に佐々木毅が登場した以外は非常に良かったと思います。彼は東京新聞の客員なんですよね。早々に外してほしいところだ。
ではそれぞれについて私の意見を。いや、こちらこそ早々に。
財源の問題は、別にまとめようと思います。
日本の選択点を考える
2009年に入ってから、東京新聞で「日本の選択点」という特集が組まれています。
日本の直面する問題をテーマに、日本の将来を選ぶポイント(選択点)が毎日掲げられています。
選択点の現状を伝えるとともに、選択肢を2つ掲げ、読者に考えさせる特集となっています。
各政党がどのような政策をとろうとしているのかも解説されており、衆議院議員選挙にも役立つと思います。
さすがは東京新聞だ。
それぞれについて、市民ひとりひとりで考えを詰めておくべきでしょう。
自分なりの考えを基準にし、政権をチェックし、来るべき選挙での判断ポイントにするべきです。
いいんです、素人考えで。
ということで、私も考えてみようかと思います。
うーん、明日からだな(おいおい)。
バーゲン
今日は仕事でした。
昨日少しバーゲンめぐりをしてみました。
獲物は傘。
伊勢丹新宿で売っていました。なかなかよい。手作りらしい。
財布を見ましたが、いまいちいいのがありませんでした。
丸井錦糸町店はイマイチだったなあ。
オリジナルブランドの下着類に期待したのですが、出品されてませんでした。
次の週末も少し出かけてみるかな。
中島岳志『中村屋のボース インド独立運動と近代日本のアジア主義』
中島岳志『中村屋のボース インド独立運動と近代日本のアジア主義』を読みました。
インドから日本に亡命してきて、インドの独立運動に取り組んだ、ラース・ビハーリー・ボース(R・B・ボース)の伝記。読みやすいです。オススメ。
「終章」や「あとがき」で、著者のR・B・ボースに対する熱い思いが述べられています。
R・B・ボースの魅力を伝えるとともに、農村社会に理想を見て、近代都市社会を否定的に捉えるような思想には「ヨーロッパのオリエンタリストとの共犯関係」(p.224)があると指摘しています。
また、インドの宗主国であった英国を倒さねばらなないという観点から、日本帝国主義に警戒心を抱きながらも、日本政府を拠り所にしてインド独立運動を進めていくんですが、その中で日本に対する批判力を徐々に失っていった姿をも描き出しています。
頭山満、大川周明ら“アジア主義者”との連携も描かれています。
今まで不勉強で、頭山満、および彼が設立した玄洋社・黒龍会についてはよく知りませんでした。
本書では「心情的アジア主義者たち」として整理されています。
「日本的な忠義や礼節を重んじ、皇室に対して一定の敬意を有する人間」=「人民」による抵抗運動を行い、主権や権利を主張していこうとしました。その視野は日本のみならずアジアにまで拡大していきました。しかし、その「人民」観から零れ落ちるようなアジア人に対しては、「彼らが日本のアジア主義者たちの高潔な理想を理解しない」と、一方的に批判していくことになったのでした。
アジア人を内在的に理解していくことは出来なかったのです。
(引用は「3-2. アジア主義者との連携」p.126-131より)
本書を批判するならば「終章 近代日本のアジア主義とR・B・ボース」ですかね。記述は叙情的に過ぎ、竹内好や橋川文三との対比も、明らかに“足らない”感じ。枚数も考察も。この点不満でした。
ちなみに、表題にもなっているとおり、R・B・ボースは中村屋にかくまわれている時期があり、そこでインドカリーを作りました。その後、中村屋のメニューにもなりました。
ということで、新宿中村屋に行ってきました。お店は混んでました。
お店のインドカリーは結構お高いですね。
うーん。
ということで、レトルトのインドカリーにしました(おいおい)。
パッケージ裏面には「インド独立運動の志士ラス・ビハリ・ボースが、日本への亡命を手助けした創業者夫妻に心をこめてふるまった祖国のカリー」として紹介されています。
R・B・ボースの名はしっかりと刻まれているんだね。
で、これがインドカリー。
おいしい。
本格的です。スパイシーです。100円均一で売っているレトルトカレーとは違います。
本格的なカレー(カリー)を食べたい人にオススメです。
これまた私の本棚(厳選)行きだなあ。
今年2冊目。
『ベルリン終戦日記 ある女性の記録』
『ベルリン終戦日記 ある女性の記録』を読みました。
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「イルゼ、あなた何回やられた?」「四回よ、あなたは?」「わかんないわ。輜重隊の兵隊に始まって少佐まで出世しなきゃいけなかったの」
(p.254)
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アントニー・ビーヴァーが序文。ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガーが後書を担当しています。
アントニー・ビーヴァーは『ベルリン陥落1945』の著者。
ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガーは、『冷戦から内戦へ』『国際大移動』を書いている人で、大学時代によく読みました。
著者はドイツ人女性ジャーナリストです。匿名を望んでいたので、著者名は伏せられています。
終戦時のベルリンを過ごした女性の日記でありまして、ソ連軍による婦女暴行が被害者の側から描かれています。
本書を読む限りでは、ドイツの男性達は特に抵抗しなかったように見えるのですが、そのように見られるのを好まなかったドイツ社会は「敵意と沈黙」で本書を迎えました(H・M・エンツェンスベルガー「ドイツ語版編集者の後記」P.320)。そのため、1953年に出版されてから50年近くも闇に葬られてきたのです。
また、ドイツの被害を描き出すということは、「複雑で、道徳的に白黒のはっきりしない問題であって、あらゆる種類の歴史修正主義者によって簡単に悪用される恐れがある」(同上 p.321-2)という、微妙な問題をはらんでいます。
この点については山本浩司氏が「訳者あとがき」で以下のように論じています。
女性ジャーナリストによって綴られたこの日記には、「ソ連軍の凄惨な集団婦女暴行が克明に記録されているが、本書の批判の射程は赤軍の無法を超えて、ナチズムはもとより、近代ドイツが称揚してきた男性神話にまで及んでいる。従って、女性たちの悲劇を国民的な受難の物語として、戦前の歴史に再接続するために都合よく利用するわけにはいかないのだ」(p.324-5)と。
なお、山本氏は同時に、女性ジャーナリストの「時代の制約」(p.325)も指摘します。ナチ用語を使っている点を指摘する等、翻訳者・研究者ならではの解説で、非常に参考になりました。
翻訳も素晴らしいです。
白水社もよくやった。
超オススメ。私の本棚(厳選)行きだなあ。
今年1冊目。
城ヶ島の富士山
新年早々、城ヶ島に行ってきました。
神奈川県三浦半島の南端にある島です。
大きな地図で見る
今日は素晴らしい天気。
素晴らしい富士山を眺めることができました。
景気がいいね。
いろいろなところから撮った富士山3連発。
舟で城ヶ島を一周できます。
ボートを改造したような舟。かなり揺れましたが、船頭のおっちゃんの説明がなかなかよいです。
オススメしておきます。
一周する中で撮った写真です。舟が揺れていたので、ボケがありますかね。
舟に揺られたあとは、島内を散歩。
午前に行ったので、あまり人が居ませんでした。
ダイコン。
井戸かなあ。
馬ノ背洞門です。
お昼の食事は港屋でした。
20%オフだったので、「まぐろ丼セット」をチョイス。
マグロのカマが絶品でした。大きいし、ボリューム満点。おなかいっぱいで満足しました。
さて、写真ですが、レンズはいつもと同様にTAMRON AF18-270mmを使用しています。望遠で四方が暗くなるのが少し気になります。
私のカメラの設定や撮り方がいけないのか、そういうものなのか、よくわかりません。
上の富士山の写真も四方の暗さが少し気になります。RAWで撮ったことだし、補正すればいいのでしょうか。今度やってみようかな。
cf.)
■使用機材
カメラ:Nikon D60
レンズ:TAMRON AF18-270mm F/3.5-6.3 DiIIVC LD Aspherical [IF] ニコン用 AFモーター内蔵 MACRO B003NII
あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いします。
さて、2008年の紅白歌合戦ですが(って、いきなり去年の話かい)、隠れPerfume大ファンとしては、彼女らが無事に歌いきることができたので、何よりでありました。
よかったよかった。
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
って、なんで姜尚中が審査員やっとるねん!!!
もうむちゃくちゃだなー。いい加減にしてくださいな。
ま、とにもかくにも2009年の始まりであります。