シスコシステムズ株式会社 LANスイッチワーキンググループ『改訂新版 Cisco Catalyst LANスイッチ教科書』

 シスコシステムズ株式会社 LANスイッチワーキンググループ『改訂新版 Cisco Catalyst LANスイッチ教科書』を読みました。
 
 
 
 必要に応じてちょこちょこと読む本ではあるのですが、久々にいちから読み直してみました。
 もう5年以上前の本になるので、改訂してほしいところです。
 ともあれ、Catalystの仕組みなんかを学びたい人にはオススメです。
 
 今年79冊目。

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max-reserved-bandwidthの扱い

 Cisco IOSについて。
 インタフェースに適用するmax-reserved-bandwidthコマンドの扱いなんですが、Cisco IOS Software Release 12.4(20)T以降は不要、という認識で合っているのかな。
 
 CiscoのWhite Paper「Hierarchical Queuing Framework」に以下のようにあります。
 
The max-reserved-bandwidth command no longer affects the amount of bandwidth available to a service policy. Any policy-map can allocate up to 100% of the bandwidth without the need of the max-reserved-bandwidth command. The max-reserved-bandwidth command was used in previous IOS releases in order to overcome the restriction of allocating 75% of the bandwidth to user-defined classes. In HQF, that restriction does not exist anymore.
 
 詳しー方は是非コメントやトラックバック下さい!!

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Gary A. Donahue『ネットワークウォリア ―戦う管理者のための知識とテクニック』

 Gary A. Donahue『ネットワークウォリア ―戦う管理者のための知識とテクニック』を読みました。
 
 
 
 Interop 2010のオライリーブースで買った本。
 ネットワークの設計・構築・管理における実践的なノウハウが満載です。
 ちょっと古いんですが、そのぶんT1等のインタフェースについての解説も充実しています。音声回線ではT1とかはまだまだ残っているので。
 
 超オススメ。
 
 今年78冊目。

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シスコシステムズ合同会社『Cisco WAN実践ケーススタディ』

 シスコシステムズ合同会社『Cisco WAN実践ケーススタディ』を読みました。
 
 
 
 日本の現状に即した良書。IP-VPN・広域イーサネット等とどのように接続するかについて解説されています。後半にあるIP SLAやNetFlowの解説もなかなかよいです。
 内容が内容なので、Cisco機器の設定を知らずにいきなり読むときついと思います。
 オススメ。
 
 今年29冊目。

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友近+池尻+小早川『インターネットルーティング入門』

友近+池尻+小早川『インターネットルーティング入門』を読みました。
 

 
読んだのは第一版。久しぶりの読み返しであります。
名著の名をほしいままにしている本ですが、このたび読み返して改めて実感。いい本です。
 
今回はBGPの部分をじっくりメモ取りながら読みました。
わかりやすいですな。
 
超オススメです。
 
今年39冊目。

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竹下隆史/村山公保/荒井透/苅田幸雄『マスタリングTCP/IP(入門編) 第4版』

竹下隆史/村山公保/荒井透/苅田幸雄『マスタリングTCP/IP(入門編) 第4版』を読みました。
 

 
私が読んでいたのは第2版です。
第4版では、セキュリティやITILなどの記載が追加されています。
 
しかし、わかりやすさ、内容の的確さは相も変わらず素晴らしい。
ネットワークの入門書として、右に出るものはないでしょう。
こういう本はしばしば読み返さないとな。
今回もいろいろと発見がありました。基礎的な事項は結構忘れてしまうものなので、この本を読んで思い出すことができました。
 
今年37冊目。

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米田正明『電話はなぜつながるのか』

米田正明『電話はなぜつながるのか』を読みました。
 
電話はなぜつながるのか
 
これは好著。
残念ながら、電話の仕組みをわかりやすく解説した本はほとんどありませんでした。
(たまーに専門誌に解説が載るくらいでした)
 
業界人はよくご存じの通り、企業向けIP電話サービスは広まっていません。
今までのレガシー(古い)タイプの電話(加入者電話、ISDNとも)が非常に安価であるため、IP電話サービス導入のメリットがないからです。一見するとIP電話の方が安そうなのですが、電話は相対(あいたい)で=お客様毎に個別交渉で、値引きを行うことができます。近年自由化されました。それにより、おおっぴらには言えないような驚くべき安い価格で電話サービスが提供されているのです。
従って、NTTグループはもちろんのこと、KDDIやソフトバンクも“直収電話”という形でレガシータイプの電話販売に力を入れています。
 
そういう状況下で、レガシータイプ含めた電話の仕組みを解説した本が出版されたというのは、非常に有意義なことだと思います。後輩、新入社員指導時に、電話の教育は私の悩みの種でした。いいテキストが無かったからです。今度からはこの本を紹介することにしよう。
 
ということで、オススメの一冊。
 
今年106冊目。

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CiscoセミナーとCatalystの機種名

Ciscoのセミナーに行ってきました。
 
それにしてもCisco Catalystの機種名はわかりにくい。L2スイッチでいくと、よく使われるものでは、
 
Catalyst 2950
Catalyst 2960
Catalyst 2970
 
という3機種あるのですが、
 
旧機種:2950/2970
新機種:2960
 
となります。数の大きい方が新しいというわけではないのです。わかりにくいな。
なおかつ、2970の使用は推奨されない(既に新機種が出たから)ので、2970は以下の機種に変更するべきだそうな。
 
Catalyst 3560(L2のみ)
Catalyst 2960
 
2970はもう古いので、2960にしろって、一見デグレードに見えますな。うーん、わかりにくい。

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Cisco Catalystのシリアル番号を知る方法

Cisco機器の保守を行う際には、Cisco機器のシリアル番号が必要になります。
仕事をしていると、シャーシに貼ってあるシールをチェックして、一所懸命にシリアル番号をメモっている方に出会います。
機器をラッキングする前だとそれでもいいのですが、ラッキング後だとシールを見るのも一苦労です。
ログインしてコマンド入力すればシリアル番号を見ることができるのですが、あまり知っている人がいないみたいなので、参考サイトをご紹介。
 
Catalyst スイッチ コンポーネントのシリアル番号の判定方法
http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/service/tac/473/serial_41361-j.shtml

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