スタンダール『赤と黒(上)』

スタンダール『赤と黒(上)』を読みました。
 
小説では、主人公ジュリアン・ソレルの心理が描かれます。
あまりいいところの出ではなく、上流階級を憎みながらも、強い野望(出世指向)を持ち、僧侶階級をのし上がらんとするジュリアン。(上)ではパリに行く前までが描かれています。
 
小説は読みやすいのですが、1点、「ジャンセニスト」という言葉がわかりませんでした。訳注にも説明なし。Wikipediaに「ジャンセニスム」という項目があり、参考になります。非妥協的な教義故、異端扱いされたそうな。ジュリアンも、自分を評価してくれた人が「ジャンセニスト」だったため、反「ジャンセニスト」によって逆に低評価を受けてしまいます。

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Amazonの布製ブックカバー

Amazonでブックカバーのプレゼントキャンペーンが行われています(3900円(税込)以上購入すればいいらしい)。
 
『レ・ミゼラブル』読み終わって、フランス7月革命つながりということで、今はスタンダール『赤と黒(上)』を読んでいます。Amazonでゲットした布製ブックカバーを使っていますが、なかなかいいです。
 
前のビニール製ブックカバーはひどい出来でした。
何がひどいかというと、ビニール臭くて使えないという(^^;;
 
今回のブックカバーはよいです。キャンペーンを機に無料でゲットするのがいいでしょう。
ただ、Amazonは今ハリー・ポッターに力を入れているので、1回アクセスしただけではブックカバーキャンペーンが表示されない可能性があります。そのときはリロードしましょう。

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MOLESKINと万年筆

ベルナール=アンリ・レヴィ『サルトルの世紀』を読み始めたので、メモろうとMOLESKINを広げました。
 
私は万年筆を愛用しています。
メモもいつだって万年筆。
ちなみに今はPelikanoのオレンジを使用中。インクはターコイズ。
 
MOLESKINにも万年筆で書いてみたのですが・・・すごい滲みます。
なんなんだこれはー。MOLESKINは値段高いのに紙質がイマイチです。RHODIAと比較するとその差は明らかであります。
 
仕方ない。シャープペンシルでメモっていくか・・・

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コットン(綿)のスーツ

スーツが1つダメになったので、新たにスーツを購入しました。
普通のだとつまらないので、思い切ってコットン(綿)のスーツを購入。
 
通常、スーツはウールで出来ています。
最近、2プライスショップを中心に、コットン(綿)製のスーツをちらほら見かけます。前から気になっていたこともあり、いい機会なので買ってしまいました。今セールのシーズンだし。
 
さっそく今日コットンスーツを着て会社に行って一日を過ごしました。
かなり良いです。良いところと悪いところに分けて書いてみましょう。
 
<良いトコ>
○肌触りがいい!!さすがはコットン!
○表面が照り輝いて見えます(スーツの作りにもよるのでしょうが)。デザイン的にかなりよいかと。
○汗を吸い取ってくれている(気がする)
 
<悪いトコ>
×シワになりやすい。
(コットンなので、シワもまた味わいがあっていいような気もしますが)
×たぶん、ズボンの折り目がすぐ消えていくでしょう。
(これは致し方なし)
 
予想外にいいです。強くオススメしておきます。

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クロネコヤマトの宅急便集荷・再配達受付について

クロネコヤマトの宅急便集荷・再配達受付はインターネットで行うことができます。
 
さっそくやってみたのですがー、ひどいー。
再配達が受け付けられたのかがよくわからないです(メッセージが出ない)。
なおかつ、困ったときの問い合わせ先がない(^^;;
 
こりゃ、そのうち日通に抜かれるな。

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高畠通敏『現代における政治と人間』

高畠通敏『現代における政治と人間』を読みました。
 
市民政治に関する4つの講義が載っています。
様々な思想家の議論が紹介され、それらが有機的につながって、”現代”が、”政治”が、”人間”が論じられていきます。そして、市民政治を展望しながらも、現状の課題が指摘されています。
 
あと、近年もてはやされている”政治的リアリズム”や”政策的思考”は、時間・資源・人的能力に制約がある下での、今日明日可能なことについての議論である。そこには長期的な視点が欠けているのではないかという指摘(「政治の<原理>について」)などは決して看過されるべきものではないでしょう。
 
”政治”についての貴重な講義録。是非一読をオススメいたします。

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田川建三『キリスト教思想への招待』

田川建三『キリスト教思想への招待』を読みました。
 

田川建三『キリスト教思想への招待』

 
私の師匠が薦めていたこともあり、田川建三さんの本は前から読みたいなあと思っていました。ちょうど、ブックフェアで安く販売しているこの本を見つけ、購入した次第です。その日のうちに読み終えてしまいました。
 
「はじめに」に書いてありますが、キリスト教思想の中には学ぶべき優れたものがいくつかあるわけで、それを創造論、教会論、救済論、終末論に対応させて紹介しています。
それぞれ非常に面白いですし、ところどころ紹介される、口語訳や共同訳聖書の”誤訳”の指摘なども非常に興味深いです。かなりオススメの本でります。

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