日経BP社編『日経テクノロジー展望2017 世界を変える100の技術』

日経BP社編『日経テクノロジー展望2017 世界を変える100の技術』を読みました。
 

 
私の専門はITですが、IT以外のテクノロジーの展望を概観することができました。
3Dプリンタで臓器作るような話や、木材で高層建築を作る構想があるとか、知らないことが多くて、読んで非常に参考になりました。
テクノロジーにかかわる方は読んでおいていいでしょう。激しくオススメです。
 
今年10冊目。
※図書館で借りた本。

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福間健二『佐藤泰志 そこに彼はいた』

福間健二『佐藤泰志 そこに彼はいた』を読みました。
 

 
佐藤泰志に近いところにいた詩人による評伝。
印象批評的な記述が目立ち、疑問を感じるところもあるのですが、公刊されていない詩や小説も取り上げられていて、非常に参考になると思います。同世代の作家たちとの比較も所々にあって興味深いのですが、どうしても印象批評になっているような気がします。そういう意味ではいまいちでした。
 
今年9冊目。

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『VMware徹底入門 第4版 VMware vSphere 6.0対応』

『VMware徹底入門 第4版 VMware vSphere 6.0対応』を読みました。
 

 
入門とありますが、VMwareの仕組みがしっかりと書いてあります。
設計のガイドもあり、物理(CPUとか)と仮想をどのように考え、設計するのか、わかりやすく解説されております。
おススメです。気になる箇所は何回も読み直しました。
 
今年8冊目。

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ケン・ブランチャードほか著『1分間マネジャーの時間管理』

ケン・ブランチャードほか著『1分間マネジャーの時間管理』を読みました。
 

 
本書では「サル」という表現がされているのですが、一般的には「タマ」のほうがしっくりくると思います。
部下のタマを持ってはいけないわけであります。自分が忙しくなるし、何より育成になりません。
 
印象に残ったのは「上司の要望は常に聞き入れる」という点。気に入らなければ「要望の内容を変えてもらえばいい」。
仕事というのは、なされるべきことをするものであって、よほどひどい上司でない限りは、上司の要望は、職場において、なされるべきことであるはずです。それを聞き入れて仕事をしていない人は結構多い。気を付けるべきでありましょう。
 
今年6冊目。
※Kindle Unlimited

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開高健『ずばり東京』

開高健『ずばり東京』を読みました。
 

 
東京オリンピック前後の東京のルポルタージュです。
無茶苦茶に面白いです。
泉麻人が解説の最後に書いている通りで、過去は美化されがちなんですが、美化されていない、東京のその頃が生臭く伝わってきます。「銀座の裏方さん」というタイトルで当時の銀座の裏方仕事に携わる人々にインタビューしていますが、こういうのは本当に貴重なのではないでしょうか。
 
おすすめ。
 
今年5冊目。
※図書館で借りた本。

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ショーペンハウアー『読書について』

ショーペンハウアー『読書について』を読みました。
 

 
読書の種類はいくつかあっていいと思うのです。エンタメとしての読書とか、情報を得るための読書とか。ただ、テクストと格闘するという意味での精読の機会が減っているなあと本書を読んで改めて気づいた次第。自分で考えるということを拒否っている自分がいるのかもしれません。かなり反省。
 
ショーペンハウアーについても、今後読むことにしよう。
 
今年4冊目。
※Kindle Unlimited

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A.アインシュタイン+S.フロイト『ひとはなぜ戦争をするのか』

A.アインシュタイン+S.フロイト『ひとはなぜ戦争をするのか』を読みました。
 

 
アインシュタインとフロイトとの手紙のやり取りを書籍化したもの。
 
アインシュタインとフロイト双方が言っていますが、戦争を起こさずまとめるには暴力が必要です。しかし、もともと国際社会には統一的な暴力はありません。冷戦期は米ソそれぞれ、冷戦後は”世界の警察”としての米国がそういう役割を担っていたところがあるのでしょうが、トランプ大統領下で孤立主義を高めていって、”America first”の掛け声のもと、そういう役割から降りていくとすると、暴力の力は弱まっていくでしょう。また、移民とそうじゃない人との分断なども進んでいるとされます。「暴力」と「同一化ないし帰属意識」が社会を一つにまとめているとフロイトは言っていますが、いずも失われつつあるのが今現在かと。悲観的にみると、戦争の可能性は広がっていくのでしょう。
 
この状況下で、フロイトが最後に言う戦争への嫌悪感をどのように醸成していくのか。フロイトは「文化の発展」という言い方をしています。どういう文化であるべきなのかは明示されません。
 
思うに、まず第一に、我々は”他者と共存せざるをえないということを意識する”必要があると思います。例えば、戦火の地域から人は逃れるべきでしょう。その場合、逃れた人はどこかに行かなければならないわけで、そうするといま住んでいる人たちとの共存が必要になります。もっとミクロに考えても、一人では生きられず、色々な人と共存せざるを得ないのが人間でしょう。他者を抹殺していけばいいと考える人もいるかもしれませんが、突き詰めれば自分以外の全員に死んでもらうしかありません。果たしてそれで満足できるのでしょうか。
その上で、さらに”他者への想像力を持つ”ことが必要だと思います。他者というのは自分とはまったくもって違う存在なのですが、ひょっとすると自分がそうだったかもしれない存在であり、自分が今後そうなりうる存在です。むろん他者は他者なので、すべてを理解することは絶対できないのですが、想像力を持てば、共存できるくらいには理解できるはずです。
自分と他者とが、それぞれに対して想像力を持つ。他者と共存することを必然と考え、他者への想像力を持ちながら、より良い共存に向けて知恵を絞っていくことにしか平和はないのではないかと考えます。
 
今年3冊目。

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C.ウォルター・ホッジズ『絵で見るシェイクスピアの舞台』

C.ウォルター・ホッジズ『絵で見るシェイクスピアの舞台』を読みました。
 

 
市川市民アカデミーとして千葉商科大学で開かれた、譲原晶子さんの「ヨーロッパの劇場の形」という講義で紹介されていたので、読んだ次第となります。
 
シェイクスピアの頃の劇場がどのような形をし、どのような演劇が行われていたのかを、イラストとともに解き明かしていきます。
大きな柱が2つあって、演劇をする側はそれを活用してスムーズな場面転換を演出し、観る側は必要に応じて柱を避けながら観ていた(席の移動は自由だった)というところが、今とは全然違うところで、興味深かったです。
 
シェイクスピアの戯曲をすべて復習してから読むと更に面白いと思います。
 
今年2冊目。
※図書館で借りた本。

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