お好み焼きと環境問題

久しぶりにお好み焼きを作ろうと、スーパーに行ったわけです。

某メーカーから面白い商品が販売されていました。カップ麺みたいなパッケージで、カップにキャベツの切ったのを入れて、付属している粉と水とを混ぜてそれを焼けばいい、というような商品。お手軽でいいですよねー。よく考えたものです。

ということでその商品に手を伸ばしたのですが、ふと思ったわけです。
これってプラスチックごみ増えるよねえと。
カップの部分は使い捨てなわけですからねえ。

これは良くないということで、いつものオタフクソースのお好み焼きキットをゲット。まあこれもプラスチックまみれではありますが、カップ型の商品よりはプラスチック少ないかなあと。

環境問題を意識した行動が取れたのでしょうかね。

サヘル・ローズ『戦場から女優へ』

サヘル・ローズ『戦場から女優へ』を読みました。

ETV特集「サヘルの旅〜傷(いた)みと生きるということ〜」を観て、サヘル・ローズという方を知ってその著作を読んだという次第。ETV特集から入った私には子供の頃のことが本書で更に良くわかりました。ETV特集で明かされた、本当に辛い記憶については本書では触れられません。

応援したいと思います。
また、こういう本を読んで終わりというのが一番良くないので、なにか寄付なりなんなり行動に起こそう。

今年58冊目。
※図書館で借りた本。

Greta Thunberg “No One Is Too Small to Make a Difference”

Greta Thunberg “No One Is Too Small to Make a Difference”を読みました。

演説集。環境問題に対する曖昧さを許さないグレタさんの姿勢が各演説に明らかです。

それにしても、環境問題に関する意識は確かに低い、低すぎる(すいません、私自身にとってもそうでした)。危機的状況が叫ばれているのに、周りで騒いでいる人は見かけない気がします。ちゃんと彼女の言葉を聞き、行動に移したいと思います。

あと、心に残ったのは、自身のアスペルガー症候群を”gift”と捉えている点。アスペルガーのおかげで自分自身の力で組織を立ち上げることもできたとしています。白黒で問題をシャープに捉え、訴えることができているのも、そうしたgiftのおかげなのかもしれません。病を病として捉えず、giftとして捉えて前に進む姿勢に、心打たれるものがありました。

彼女のメッセージをちゃんと受け止められない大人はダメでしょうね。

“I hope my microphone was on. I hope you could all hear me.”(P.68)

今年35冊目。

岡田憲治『なぜリベラルは敗け続けるのか』

岡田憲治『なぜリベラルは敗け続けるのか』を読みました。

行動を促される本。

読んでいて反省しきりでした。くさいものには蓋をする今の政権には疑問しかないのですが、政権交代のための具体的な行動をしていない自分がいたからです。

すべて参考になりますが、特に第八章の「議員には議員の仕事がある、ということ」は読んでなるほどなあと。

確かに私も「なんで動かないんだ」とか議員を厳しく評価してしまいがちでした。議員には議員にしかできないことをやっていただく必要があり、その支援をする必要があるのです。文中で鳩山由紀夫氏に、とある疑問を投げかけているのですが、確かに!と膝を打ちました。内容を書くとつまらなくなるので書きませんが、自分の強みは何か、どういう資源を持っていて、それらを活用して、世の中を動かすためにできることは何か、を考えて行動すべし、ということでしょう

あえて批判的というか、こうしてほしかったな的なことを書くとすれば最後のほうですかね。
やや感傷的に見えました。この本の流れでいくと、最後には具体的な政治参加の方法を紹介した方が、読者が現実的に行動するきっかけになったと思います。PTAの話があとがきに出てくるのですが、PTAとか会社とかプライベートとかでは、多分ですけど、そこそこ行動できている気がしています。生活に直結しますからねえ。そういうのも無論重要なのですが、いま必要なのは現実の議会政治と、我々の行動をつなげることではないかなあと思いました。

・・・という感想だけで終わってはだめですので、早速いろいろ調べ中。政党のサイトなどなど。もっと具体的に行動することにします。

今年36冊目。

佐々木寛『市民政治の育て方 新潟が吹かせたデモクラシーの風』

佐々木寛『市民政治の育て方 新潟が吹かせたデモクラシーの風』を読みました。

師匠の本なので、何をおいても読まなければなりません!

選挙活動にコミットした経験から、市民政治の技法(アート)を論じています。
具体的なところは本書をあたっていただくとして、自身が行動してこなかったことを反省・・・。
安保法制のときに、デモに行ったっきりで、その後は政治とはご無沙汰してしまっていた気がします。
市民として何らかの形で政治に関わらないと。

今年51冊目。

NPOガンバの会 2016年度通常総会に参加

千葉県は市川市で活動しているNPOガンバの会 2016年度通常総会に参加してきました。先日会員になっていたのであります。
 
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理事長からお話があり、最近はホームレスが見えない・見えにくくなってきているとのこと。ネットカフェとかがあるので、実態が分かりにくくなってしまっているようです。また相談内容も複雑化しており、対応する人材の採用・育成が課題とのこと。お給料が安いため、なかなか人も集まらないらしい。2015年度の報告と、2016年度計画の報告があり、いずれも了承されましたが、非常に厳しいようです。私にできることは限られますが、ほんのちょこっと増額して会費を納めることにしました。
 
総会後はガンバの会のビルのフロアの紹介をしていただきました。その中でいろいろと活動内容についても知ることができました。
夢塾という、生活困窮家庭(主に母子家庭)の子供向けの塾をやっているのですが、塾ではフードバンクから提供されるお菓子やパンが提供されます。それが生活の糧となっている子供もいるとのことでした。
 
販売会があって、キャンドルを購入。革製品なども販売されていましたが、品質的には正直まだまだだなーという感じ。キャンドルはおしゃれな感じで良かったです。また、総会参加者にはラッシュジャパンよりプレゼントがありました。肌に塗るクリームとバッグと風呂敷。ラッシュジャパンはチャリティに積極的のようですね。知りませんでした。総会のあと実家に帰る用事があったので、母親にあげたら喜ばれました。

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『東京防災』

『東京防災』を読みました。
 

 
無料で配布されていました。
私は千葉県在住ですが、それでも非常に参考になりました。
さっそく備蓄食料(カップ麺)と、ガス缶を買い込んでみました。
 
どなたにも参考になると思いますので、オススメです。
ちなみに最後の、かわぐちかいじさんの漫画は後ろから読むものです。失敗して逆から読んでしまいましたので、ここに注意喚起を。
 
今年33冊目。

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安全保障関連法に反対する学生と学者の共同行動

2015/7/31に「安全保障関連法に反対する学生と学者の共同行動」へ参加してきました。
 
大学を卒業してだいぶ経ってから、大学時代にお世話になった先生のもとに有志が集まって、年に1回ほどゼミをしているのですが、その仲間から誘われての参加です。
 
18:00に砂防会館に集合。「学生と学者と市民の共同集会」に参加して、学者・学生それぞれの代表者によるスピーチを聞きます。
 
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学生の方のストレートなメッセージに心うたれました。中野教授が言っていましたが、なんでいまさら「憲法を守れ」と言わないといけないのか。立憲主義が危うい現在の状況に非常に危機感を覚えました。
 
スピーチを聞いた後はデモです。夜の東京見学といった感じの穏やかなウォーキングでした。
 
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笑えたのは国会議事堂周辺です。
衆議院と参議院のところで、野党議員たちが集まって、デモに手を振って応援している。おいおい。お前らが頑張るんだろー、とツッコミせざるを得ませんでした。
 
日比谷公園まで歩く。
 
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デモはこれで終わりだったのですが、国会議事堂正門で抗議行動が行われていたので、国会議事堂まで戻りました。
 
国会議事堂正門前はあまりに人が集まりすぎていて、大混雑になっていました。
道路を潰してデモを通さないと危ないんじゃないかなあ。警察に考慮を求めます。
渋滞になったりして、デモ参加者の中にはイライラしてしまって、警官に食ってかかる人が出ていました。手を出しているような人がいたので「暴力はだめだろう!」と怒鳴って注意しておきました。
 
デモ参加後は有楽町で飲み会というか、ゼミをしました。
 
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報道のあり方も気になっていて、報道するべきはデモではなく、学生のスピーチなのではないか。自分の言葉で、率直にスピーチする姿こそ報道してほしいかなあと。
 
あと、普通の人が、デモ参加する人のことを悪く言ったり、Facebookで叩いたりしているようです。この悪意と行動はどこから来るんだろうか。この点も気になっていて、考えていきたい。
 
またいつか参加しよう。

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国会前のデモに参加!

昨今の政治があまりにひどいので、頭にきていたのですが、そんな中でこの度の強行採決を聞いて、デモに参加してきました。
 
仕事の打ち合わせを終えて20:30頃に首相官邸前に到着。
いろいろな方々のスピーチを聞きつつコールを共にする。
 
1時間半くらい居て、そこから国会をぐるーっと歩いて、永田町の方から歩いて行って国会正門前の集会に参加。
永田町から回ったのがよくて、デモの中心に一気にたどり着きました。
みんなと一緒にコール。
 
「民主主義ってなんだ!」「なんだ!」
「Tell me what democracy looks like!」「This is what democracy looks like! 」
「なんか自民党感じ悪いよね」「なんか自民党感じ悪いよね」
 
途中で、ある人から大きなプラカードを譲り受けてしまった。おそらく主催していたSEALDsが用意したもの。それを振りつつコールしていました。雨に負けずに声を張り上げる市民の皆さん。私は日和って傘をさしていましたが。
コールは23:30過ぎまで続いて、デモの終了を見届けて帰途に着いたのでありました。
 
いわゆる戦争法案が云々というよりは、民主主義のプロセスが踏みにじられていると感じる。
日本は米国の属国なので仕方ない。確かに現実はそうなのですが、現実を変えることはできるはずだし、やらねばならん。
 
かつて政治学者の高畠通敏は、市民運動を「文字通り体を運び動かすことによって相手を動かすという方法」だとして積極的に捉え、自らも運動の中に身を投じたのでした。彼には全くもっておよびもつきませんが、私の、このちょこっとした運動が、どなたかの心を動かし、さらなる運動に繋がり、現実を変えることに繋がらんことを。
 
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「はだしのゲン」作者の中沢啓治さんからの最後のメッセージ

「みなさんがたも、どんなこと言われたってぇ、戦争だけは、反対しろよ。もう、僕らは、嫌というほど、戦争の恐ろしさ、核兵器の恐ろしさ、味わってきたわけだから。もう二度とこれは、繰り返しちゃいかん。みなさんがたの、頭の上に、それがのしかかってきたら、どんなに、恐ろしいことか。だから、他人ごとみたいに思わず、自分のこととして、戦争と、核兵器反対は、心の底から、叫び続けて欲しいと、思います。ねっ。」
 
中沢啓治さんが、2012/9に広島市の小学校で行った最後の講演会から。
テレメンタリー、よくぞやった!!
 
from テレメンタリー「僕はまだまだ死にません~はだしのゲンが伝えるもの~

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