ユニセフ子どもの祭典

ユニセフ子どもの祭典に行ってきました。
正直、失敗だったと思います。
 
1.ものものし過ぎ
→”子どもの祭典”にしてはものものし過ぎました。なんでしょう入口のあの厳重なセキュリティチェックは。入口から席に行くまでもなんか黒いスーツを着た男性諸氏がずらっと並んでいて、非常に怖い。私が子どもだったら逃げ出してます。
 
2.会場選択の失敗
→両国国技館で開催するというのにはムリがあったと思います。音響が非常に悪かったのです。英語は無論日本語も聞き取りにくかったです。途中退席者が大量にいましたが、何せパネリストの発言が良く聞こえなかったので、仕方ないと思います。
 
記念式典にも少し出たのですが、なんか赤いジュータンと特別席があって、あれは何だろうと思ったら、皇太子の徳仁さんでした。そないに特別扱いしないでも良かろうに。
 
さて、シンポジウムなのですが、キャロル・ベラミーさんの基調講演は聴き取れずでした(音響悪すぎ)。日本語字幕も出ていたのですが、文字が小さすぎて見れませんでした。かなりがっかり。ユニセフ議連の谷垣議員の基調講演もありました。これもかなり聞き取りにくくて・・・。いや、本当に音響がひどかったのです。
 
パネルディスカッションではいつものごとくアグネス・チャンさんをコーディネータとしてディスカッションが進められました。聞きにくいことこの上なかったのですが、スーダン報告は何とか聞き取れました。それについては別途。

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ユニセフ子どもの祭典

「ユニセフ子どもの祭典」が5/1に開催されるようです。
うーん。
 
・5/1は休めそうにない。
・というか、おいらは子どもではない。
・さらには、子どもがいるわけでもない。
 
この状況で参加するのは気が引けるのですが、シンポジウムがあります。アグネス・チャンさんがスーダン報告をする模様。これは参加したいなー。
 
ということで、とりあえず申し込みだけはしてみました。

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千葉県知事選挙

千葉県知事選挙が行われました。
私も昨日行ってきました。
 
結果は現職の勝利でした。意外にも接戦でしたね。知事選は現職圧倒的有利なのですが。
 
私の住んでいるところでは、選挙当日にある運動が起こります。
それは、中学生高校生を中心とした”選挙に行こう”運動。
今回は見なかったのですが(運動が行われる駅出口に行かなかったもので)、このような運動が起こってしまうことは、一有権者として恥ずかしい。今回も投票率は43.28%ということで、前回よりは上がったらしいのですが、低いことは言うまでもない。
 
選挙には行きましょう。基本でしょ、基本。

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スマトラ沖地震支援

スマトラ沖地震ですが、ユニセフがすでに支援を行っています。
被害者の3人に1人が子供であるかもしれないとのこと。
インターネット上からも募金活動を行うことができます。私は先ほど募金活動を行いました。
 
(日本ユニセフ協会へのリンク張りはやってはいけないみたいなので、サイトは適宜検索してください)

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坂上遼『無念は力―伝説のルポライター児玉隆也の38年』


無念は力―伝説のルポライター児玉隆也の38年
 
ルポライター児玉隆也の評伝です。先日の東京国際ブックフェアにて購入した本の一つ。
児玉隆也については、田中角栄とその秘書佐藤昭について書いた「淋しき越山会の女王」が有名ですね。このルポについては大学で政治学をやった関係で知っていたのですが、読んだのは最近。児玉隆也の本が岩波現代文庫で復刊していまして、そちらで初めて読みました。
 

淋しき越山会の女王―他六編
 
下の『一銭五厘たちの横丁』も名作です。社会的弱者に目を向けていた児玉の真骨頂です。
ちなみに”一銭五厘”とは戦争期の葉書の値段です。赤紙は役所の人が手渡ししたので、赤紙が一銭五厘だったわけではないのですが、人の命が軽く扱われていたことを象徴的に”一銭五厘”として表現したのです(これも今回紹介する本書で初めて知りました)。
 

一銭五厘たちの横丁
 
 
坂上遼の本書は、様々なルポを残した児玉隆也について、丹念な取材の元に書き進められています。
 
「おわりに」というあとがきにも記述されているのですが、「正義のルポライター」(P.368)というイメージのある(私もそう思っていました)児玉にはだいぶ揺れがあり、「児玉さんが決して「知行合一」の完璧なジャーナリストでない」(同上)ことは本書を読むと明らかになります。
 
水俣病を引き起こしたチッソという会社を追うことで、日本の戦中戦後の姿に迫った「徹底追跡 チッソだけがなぜ?」という名ルポがあります。しかしその後、イタイイタイ病をカドミウム公害と切り離す「イタイイタイ病は幻の公害病か」を書いていたりします。
 
本書はそのような児玉の姿を隠すことなく記述します。ジャーナリストは正義一辺倒であり続けることは困難であり(お金を稼がなくてはいけないし、功名心や上昇志向もあります)、それを体現した「ジャーナリストのある種の「象徴」」(P.368-9)としての児玉の姿から、現在のジャーナリズムのあり方を問うていると思います。

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松井やより『愛と怒り闘う勇気』


愛と怒り闘う勇気―女性ジャーナリストいのちの記録
 
先日読み終えました。
松井やよりさんの著作には大学時代からお世話になっておりました。一昨年の2002年にお亡くなりになり、本書は絶筆となったものです。彼女の自叙伝です。
女性ジャーナリストの先駆者としての苦労が伝わってきます。また、女性運動が戦後いかように行われてきたのかの記録ともなっています。北京女性会議の顛末などは非常に興味深いものです。
 
今のところ、2004年度に私が読んだ本の中ではベストですな。おすすめ。特に女性は必読でしょう。

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