小沢牧子『「心の専門家」はいらない』

小沢牧子『「心の専門家」はいらない』を読みました。
 
「心の専門家」はいらない
 
「心のケア」を目的に行われるカウンセリングの問題点を指摘しています。
いろいろな問題点がありますが、“非政治化される”というのが非常に大きい問題だと思います。
 
何かあったときの「心のケア」は、
 
社会に適合するよう個人を変えていく
 
ことを目的にしています。そこに、
 
社会を変えていこう
 
という視点はありません。
学校にもカウンセラーが派遣されているようです(スクールカウンセラー)。子供の頃から、保守化されていくこの現状は末恐ろしいです。
 
もっと早くから読んで、問題に気づくべきだったと反省。
 
今年96冊目。

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玄秀盛『新宿歌舞伎町駆けこみ寺』

玄秀盛『新宿歌舞伎町駆けこみ寺』を読みました。
 
新宿歌舞伎町駆けこみ寺
 
玄秀盛さんと、「新宿歌舞伎町駆けこみ寺」のことはテレビ番組「ザ・ノンフィクション」で知りました。
単行本が最近文庫化されたので、手に取ってみた次第。
非常に面白い。是非ご一読を。
 
今年64冊目。

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白石嘉治/大野英士『ネオリベ現代生活批判序説』

白石嘉治/大野英士『ネオリベ現代生活批判序説』を読みました。
 
ネオリベ現代生活批判序説
 
ネオリベ=ネオリベラリズム=新自由主義を批判する本。
半分以上がインタビューなのですが、インタビューされている人を私はほとんど知りませんでした(深い反省)。
 
現代のネオリベラリズムを批判している人たちがいます。地味な仕事なので、なかなかジャーナリズムには取り上げられないみたいですけれども。そのような人たちの声に対してこそ耳を傾ける価値があります。
さすがは新評論。よくぞ取り上げました。
 
今年54冊目。

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斎藤貴男『国家に隷従せず』

斎藤貴男『国家に隷従せず』を読みました。
 
国家に隷従せず
 
この本は是非ご一読を。
 
日本は来るところまで来てしまったなー、というのを切実に感じます。
特に”ゆとり教育”の名を騙ったエリート教育、否、優生学的思想は恐怖すら感じます。本を読む時間が無い人も、p.141の江崎玲於奈発言だけは読んでおきましょう。あいた口が本当にふさがりません。
 
このような状況をどうひっくり返していきましょうか。
具体的な行動を考える時期になりました。
 
今年53冊目。

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教育基本法改正案に反対します

教育基本法改正案に反対します。
 
なんで「国・郷土愛する」なんていうのを政府から強制されなければならないのでしょう。
これは、”国・郷土愛するべき”なのか、”国・郷土愛するべきでない”のか、という議論ではありません。それを教育方針としてしまうことが間違いなのであります。
 
しかし、恐ろしい世の中になってしまったものです。
そうならないように投票行動していたつもりなのですが、結局このようなことになってしまいました。
 
今の若い人たちに申し訳ない。ごめんなさいね。

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衆議院議員選挙

9/11に予定されている衆議院議員選挙ですが、出張の可能性があるので期日前投票をする予定です。
 
さて、選挙前なので新聞に各政党の政策についていろいろ載っているのですが、やっぱり自民党と民主党の政策は似てしまっています。年金は、民主党が一元化を訴えているのですが、自民党も将来は一元化を目指すらしい。また郵政は自民党が民営化で、民主党が限度額引き下げなのですが、民主党も結局将来的には民営化か廃止にするみたいです。
(上記、いずれも2005.8.31(水)日経朝刊3面を参照)
 
小泉首相が今回の選挙は単純で「郵政民営化に賛成か反対か」(同上2面)で選べと言うのですが、衆議院議員選挙である以上国政も外交も問われるわけで、そんなに単純ではありません。
(このような単純な人の率いる党へ投票することはないですね、私は)
 
対立点が非常にわかりにくい。
そもそも、現在大きい政党でみると、
 
自民党 vs 民主党
 
という対立になっています。が、どちらも現在の路線は保守路線でしょう(いわゆる”小さい政府”を目指す)。政策が似てきてしまうのは当然であります。政界の再編がなされて、
 
保守党 vs 社会民主主義政党
 
みたいな”小さな政府” vs ”大きな政府”という対立軸が明確になればいいのですが・・・しかし、社会民主主義政党たるべき社民党が日本ではあのザマです。秘書給与問題で自滅してしまいました。また自民党や社民党、公明、社民、共産そのほか含めた形での政界再編の話は聞こえてきませんので、対立軸が不明瞭な政治は続いていってしまうことでしょう。(※)
 
しかしながら選挙は行われてしまいます。
選挙に行かないという選択肢はあり得ません。
じゃ、どの党のどの候補者に投票するかなのですが・・・うーん、未だ結論出ず。自民党には入れないという否定的な見解しか持てておりません。
 


この点については、そもそも二大政党の対立は成り立つのか、という議論もあります。
上に挙げた「”小さな政府” vs ”大きな政府”」みたいな対立軸が成立しうる素地が日本にあるかどうかです。経済格差の広がりとかも含めて考えなければいけないところです。ここらへんサボっていて本読んでいないので、割愛。

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アフリカ・ニジェール

日本ユニセフ協会のページを見ていたら、アフリカ・ニジェールの緊急支援が訴えられていました。
 
ニジェールは北を上とすると、アフリカの左上?に位置している国。
詳しくはWikiのニジェールの項目を参照。
 
ユニセフのレポートでは旱魃と害虫による穀物被害が報告されています。Webからも募金で協力できるので、是非。
 
・・・ところで、「旱魃」って「かんばつ」だと読めなかったんですけど。私だけでしょうか。でもATOKでも5番目候補ですし。私の教養のなさが悪いのですが、でもWebサイトは誰でも見ることができるわけですから、もう少し簡単な漢字を使うべきかと思います。

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ユニセフ子どもの祭典

ユニセフ子どもの祭典に行ってきました。
正直、失敗だったと思います。
 
1.ものものし過ぎ
→”子どもの祭典”にしてはものものし過ぎました。なんでしょう入口のあの厳重なセキュリティチェックは。入口から席に行くまでもなんか黒いスーツを着た男性諸氏がずらっと並んでいて、非常に怖い。私が子どもだったら逃げ出してます。
 
2.会場選択の失敗
→両国国技館で開催するというのにはムリがあったと思います。音響が非常に悪かったのです。英語は無論日本語も聞き取りにくかったです。途中退席者が大量にいましたが、何せパネリストの発言が良く聞こえなかったので、仕方ないと思います。
 
記念式典にも少し出たのですが、なんか赤いジュータンと特別席があって、あれは何だろうと思ったら、皇太子の徳仁さんでした。そないに特別扱いしないでも良かろうに。
 
さて、シンポジウムなのですが、キャロル・ベラミーさんの基調講演は聴き取れずでした(音響悪すぎ)。日本語字幕も出ていたのですが、文字が小さすぎて見れませんでした。かなりがっかり。ユニセフ議連の谷垣議員の基調講演もありました。これもかなり聞き取りにくくて・・・。いや、本当に音響がひどかったのです。
 
パネルディスカッションではいつものごとくアグネス・チャンさんをコーディネータとしてディスカッションが進められました。聞きにくいことこの上なかったのですが、スーダン報告は何とか聞き取れました。それについては別途。

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