高城幸司+仁木一彦『新しい管理職のルール―課長昇進。今日から自分を守りなさい!』を読みました。
大きく二部に分かれています。「部下マネジメントのルール」と「会社の法令に関するルール」です。
本書でショックを受けたのが駅伝監督の話でした。その監督曰く「最近の選手は目的を説明しないと練習をしない」(P.30)そうなのです。そりゃ駅伝の練習なんだから、どんな練習だって速くなるために必要に決まっているでしょう。四の五の言わずに監督に言われたとおりに練習しなさいな・・・と考えてしまいますが、それでは人は動かないのです。具体的に根拠や意図や目的を伝えないと人は動きません。阿吽の呼吸などは昔の話でありまして、今や言葉で明確に伝えないといけないのです。
私はもの言わずに人に期待しちゃうところがありまして、反省した次第であります。とはいえ、すべてについて具体的に話をしていたらマネジャーの仕事は回りませんし、具体的に話してくれるマネジャーなんてそうそういません。メンバーはメンバーの側でフォロワーシップを発揮して、マネジャーの期待をメンバーの側から把握していく、という行動が必要なのです。マネジャーの側から言うならば、フォロワーシップを発揮してもらえるように、メンバー指導することがもっとも重要なのではないかと考えます。そうすればマネジャーは楽になるしね。
あとP.160からの管理者能力チェックリストは結構使えそうです。毎週末に自己チェックしてみるとよいかも。やってみるか。
今年13冊目。
※図書館で借りた本。
付箋メモ:P.30,33,58,64,82,96,108,121,134,148,160
> 「最近の選手は目的を説明しないと練習をしない」
個人的な感覚では、20代中盤以下の世代に多いかなぁ。
四の五の言わないで動ける人は、体育会系で鍛えられている
人だけです。
個人的にそれで困るのは、むしろ、自分より10歳以上 上の人間が
そういう性質をいくら説明しても理解できないこと。
「言われないでもやるのは社会人として当然だろ?」と。
いやいや、精神論的には当然かもしれんが、実際に動かなければ
結局物事は成功しないんですってぱって。
おじさんの固定観念は治らないので、対処策的に
「@@のとき***ってやらないと、あのおじさんは怒る」
と、目的などを説明する流れでTIPS的に若い人に教えてあげると、
トラブルは結構回避される。
#個人の理解能力やポテンシャルは高いから、コツを教えれば
#想像以上の結果は返ってくる。
「明確に伝えなければいけない」といいうより、相手の視点や
考え方ではどうやって理解しようとしているか? と考えて、
人にものを伝えるのがポイントなんじゃないかと思ったり。
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この投稿おわり
ぶいあい%じっか@ふなばしし