鶴見俊輔『高野長英』

鶴見俊輔『高野長英』を読みました。
 
高野長英
 
長英の生誕地である水沢の歴史や小笠原諸島を巡る話、そして長英没後の記述などに、大衆思想を精力的に取り扱ってきた鶴見俊輔の本領が発揮されていると思います。
 
名著ですな。
強いて難を挙げるとすると、歴史上の出来事についての解説が少ないことです。シーボルト事件や蛮社の獄については、他の本を参照する必要があると思います。
 
今年3冊目。


 

3 Replies to “鶴見俊輔『高野長英』”

  1. 鶴見俊輔が『高野長英』書いてるなんて知りませんでした。
    吉村昭の『長英逃亡』を20年くらい前(……)に読みましたが、こちらも読み物として面白かったです。タイトルどおり逃亡生活がメインで、著者の解釈が大きく入っています。

  2. 品切れなので図書館か古本屋にしかないですな。こんな名著なのにー。

  3. どっかにひょっこり売ってないかなーと思って今日ちょっと探しましたがやっぱりありませんでしたー。きー。奈良の古本屋微妙なので八王子に戻ったときに探すしかないか…

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