アントニー・ビーヴァー『ベルリン陥落1945』

アントニー・ビーヴァー『ベルリン陥落1945』を読みました。
 

 
600ページを超える大著でありますが、あっという間に読み終えます。
第二次世界大戦の東部戦線を戦ったドイツとソ連の両軍における、
 
・女性への性暴力
・白旗あげたり捕虜になったりした味方に対する処罰 (「投降が発覚したら処刑は必定だった」(p.260)等)
 
をよく描き出しています。
(なお、米軍の略奪行為についても記述があります。p.301)
 
戦争と性暴力の関係を考えることの出来る一冊。超オススメ。
 
今年58冊目。

Continue reading “アントニー・ビーヴァー『ベルリン陥落1945』”

大平健『純愛時代』

大平健『純愛時代』を読みました。
以前読んだ本の再読。
 

 
本文はいきなり症例が続くので、まずは「あとがき」から読むべきです。
「自分」の二重性、すなわち純愛を求める自分と、現実に生活する自分がいて、純愛を求めれば求めるほど現実の自分に無理が出て発病にいたるという構造が簡単に解説されています。本格的な考察は『拒食の喜び、媚態の憂鬱』を読まないとわからない。今度読むことにしよう。
 
今年57冊目。

Continue reading “大平健『純愛時代』”

浜離宮恩賜庭園を歩く

先日行った浜離宮恩賜庭園について、続きです。
 
かなり広い庭園でした。
スーツ&革靴で歩いたのはなかなかつらかったです。
鴨場のあたりはじめじめしていたし。
 
20080813_浜離宮松
 
松が美しい。
 
20080813_浜離宮お茶
 
あまり人は居なかったのですが、唯一混雑していたのが「中島の御茶屋」でした。
ほぼ満席状態。
お客さんは国際色豊かでしたね。外国人がたくさんいました。東京観光のひとつのスポットとなっているんでしょうね。
「お抹茶セット」は冷たい抹茶を選べます。写真のとおり、氷が浮かんでいて冷たくておいしかったです。
和菓子も非常においしかった。和菓子のおいしさに改めて気づきました。今度は家でもお茶と一緒に食べてみようかなあ。
残念ながら外国人の和菓子人気は低いようでした(食べ残している人が多かった)。
 
20080813_キバナコスモス
 
あと、今の時期はキバナコスモスという、黄色いコスモスが満開です。
写真の中央やや上に蝶々が見えます。ハチもたくさんいました。蜜集めてるんですな。
 
オススメスポットでございます。

Continue reading “浜離宮恩賜庭園を歩く”

人間ドックとチーニーとWILLCOM03

今日は新宿で人間ドック。
朝から行ってきました。
特に問題点は無し。
最近胸焼けがするので気がかりでしたが、心臓や肺に異常は無さそう。
まあ一安心といったところでしょうか。仕事のしすぎには気をつけよう。
待ち時間がたくさんあったので、大著をだいぶ読み進めることができました。明日読みきろう。
 
早く終わったので、新宿のISETAN MENSに立ち寄る。
地下1Fをうろついていたら、英国靴チーニー(CHEANEY)に赤札が付いているではありませんか!!
ISETAN MENS別注なので、少し流行りものでしたけど(プレーントゥだが、いわゆるロングノーズ)、たまにはいいかなあと思って買っちゃいました。3万円代だったので、お得でした。
大事にすれば何年も持ちます。さっき靴クリーム塗りこんでおきました。大事にしよう。
 
そしてWILLCOM03購入へ。
いろいろ散財してしまったな。
たまにはいいか。

Continue reading “人間ドックとチーニーとWILLCOM03”

鎌田慧『自動車絶望工場 ある季節工の日記』

鎌田慧『自動車絶望工場 ある季節工の日記』を読みました。
 

 
鎌田慧がトヨタ自動車の工場に実際に季節工(期間工)として働いて書きあげたルポルタージュ。
1970年代前半のトヨタ工場が舞台です。
 
トヨタ成長の根底には労働者の過酷な状況があります。見逃されてはなりません。
重要な一冊。
 
今年56冊目。

Continue reading “鎌田慧『自動車絶望工場 ある季節工の日記』”

Willcom03買っちゃいました

出来心でWillcom03を買っちゃいました。
 
思ったより快適です。
キーボードは打ちやすい。携帯だとどうしても入力が遅くなってしまいます。Willcom03はキーボード付きなので、かなりスピーディーに入力できます。これはいいね。
この投稿も、Willcom03からです。
 
カスタマイズはこれから。
意外にOperaが使いにくい。慣れればいいのでしょうが、少し時間がかかりそうです。

Continue reading “Willcom03買っちゃいました”

西新井大師

西新井大師に行ってきました。特に理由はありません。なんとなく行きたくなりました。
 
西新井駅から、大師線という路線があって、大師前に着きます。
この路線は西新井駅と大師前駅の2つしかありません。
 
20080815_大師前駅 by VISTAQUEST VQ1005
 
大師前駅はこのとおり、自動改札がありません。駅員もいません。誰でも通れます。
西新井駅の自動改札を利用することになります。そこでお金も取られます。2駅しかない路線だから成り立つわけですな。
 
降りてすぐ西新井大師です。
 
20080815_西新井大師2 by VISTAQUEST VQ1005
 
しかーし、残念ながら本堂は改装工事中でありました。
本堂の周りを散策してみました。
 
20080815_西新井大師4 by VISTAQUEST VQ1005
 
20080815_西新井大師5 by VISTAQUEST VQ1005
 
庭園になっていまして、鯉やら滝やら楽しめます。
せみの鳴き声が非常にうるさかったな。
 
帰りは西新井駅で降りて、古本屋によって、5冊ほど仕入れました。なかなか安くてよろしい。
西新井のミスタードーナッツで本を読んでおりました。
見知らぬ街で喫茶店に入って本を読んだりするの好きなんですよねー。
 
ま、リラックスできましたかね。
暑かったけど。
 
明日は人間ドックなので、今日は静かにしておきます。

Continue reading “西新井大師”

T・K生/「世界」編集部編『韓国からの通信-1972.11~1974.6-』

T・K生/「世界」編集部編『韓国からの通信-1972.11~1974.6-』を読みました。
 

 
維新体制下の韓国における市民の抵抗をレポートしたもの。
今では、取材を元に池明観教授が書いたということが明らかになっています(こちらを参照)。
 
朴正熙による戒厳令や金大中事件等が出てきますので、韓国現代史を学ぶ入り口としても最適。先日亡くなったソルジェニーツィンの影響が韓国でも非常に大きかったということもこの本で改めて確認できました。
 
今でこそ好きにものを言えますが、それは過去の数々の運動あってのことです。自由、その価値を改めて考えてみるべきでしょう。
続編も随時手に入れて読んでいくことにしよう。
 
今年53冊目。

Continue reading “T・K生/「世界」編集部編『韓国からの通信-1972.11~1974.6-』”