「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」津南エリアと中里エリア(2018年夏休み 第6日目)です。
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津南駅前温泉 花とほたる 湯のさと 雪国にて、6時何分だったかに起床。お風呂に行きます。やっぱりこのぬるい源泉かけ流しは夏にはいいですねー。
軽く浸かって出る。
朝食ですが、お惣菜がビュッフェ形式!美味しくいただきました。
食後のフルーツとしてスイカもビュッフェ形式で提供されました。スイカは今季初めて食べたかな。あまり好き好んで食べないので。食べると美味しいのでどんどん食べてしまうのではありますが。
お宿の娘さんが慌ただしい感じで食堂を横切って学校に行くべく駅に向かっていきました。そうかもう夏休みは終わっているんだな。
部屋に戻って身支度。作戦を練りました。大地の芸術祭の公式な開始時間は10時なのです。ガイドさんが居る施設は原則10時からなんですね。なので、オープンスペースの展示であればもっと早くから行けるだろうと考えました。この日の宿の都合上、エリアは津南と中里に絞っていましたので、まずは今いるホテルのある津南でオープンスペースをセレクト。ありました、マウンテンパーク津南です。ここに行くことにしました。
チェックアウトして、車に乗り込んで目的地まで。車の量は多くなく、すいーっと行くことができました。
マウンテンパーク津南に到着。この日は天気がよくありませんでした。曇り。まあ曇りの良い点としては涼しいということです。しばらくの散策となりましたが、涼しんで歩いていくことができました。とはいえ蒸すので汗はそこそこかきましたが。
ここはスキー場ですね。夏なので閑散としていました。キャンプ?をやっているようで、2人ほど人を見かけました。展示物までの案内があまり親切ではありません。駐車場にある案内を写真に収めて、それを見つつ進むことをおすすめします。
まずは「ドラゴン現代美術館(M-001)」、そこに「幸福の花(M-061)」の展示がありました。が、幸福の花はあまり咲いていませんでした。この時期は枯れてしまっていたようです。いくつか咲いている花には出会うことができてよかったです。
その後はこのエリアの展示を見て回る。
場所がわかりにくいですね。「再生(M-005)」に行くときに一本橋があって、えーこれを超えていかないと展示を見れないのか、と思って、頑張ってぴょいっと一本橋をクリアしたのですが、振り返ると別の安全なルートがありました・・・。他の場所ではもっと案内が丁寧なので、ここももっと頑張って欲しいところであります。
このときはまだ雨は降っていなくて、曇のなか、アートをしんみりと楽しむ感じでした。
徐々に雨が降ってきました。続いては道を下ったところにある「Air for Everyone(M-037)」に行きました。下っていくと駐車場がわかりにくい。ゆっくりと下って、周囲を注意していればわかります。車を停めて展示に向かう。架空の職人工房のようです。入り口に誰も居ない。建物内からはしゃぐ声が聞こえる。暫く待つと、留学生かな?若い女性と、地域のおじいさんが出てきました。女性がどうぞどうぞといって入口近くの管みたいな物を持たせて、管の先を壁につけさせる。彼女は管の根本にあるふいごみたいのを操作する、そうするとハーモニカの音が聞こえました。壁がハーモニカになっているんですね。音に囲まれた展示でありました。
それよか、面白かったのはこのガイドの女性とおじいさんとが楽しそうだったということ。私が入室したとき、女性がはしゃいでいたのですが、それもそのはず、彼女はスマホでお母さんと会話をしているところでした。またおじいさんが娘さんと一緒にいる感じで非常に楽しげで、はしゃいでいました。両者のはしゃぎっぷりと、音を奏でる建物と、なーんかいい感じでした。
駅の近くに戻って、「ワープクラウド(M-058)」を観る。かつては繊維工場だったようです。
ガソリンが心もとないことになっていて、あとお財布も心もとなくて、まずはコンビニでお金をおろす。お手洗いも借りると。なんか、トイレが近くなった気がします。歳のせいでしょうか。さておき、ガソリンを入れにいく。このあたりのガソリンスタンドを調べたのですが、なーんと、私と同じ名字のガソリンスタンドがあったんですよ!そこそこ珍しい名字だと思うんだけどなあ。ハイオク満タン。そうです。VW車はハイオクなのです。車を買って、はじめてのセルフではないガソリンスタンドでした。窓を拭いてくれるのがいいですね。人様にいろいろやっていただくことに慣れていないので落ち着きませんが。満タンにしてから再度車を走らせて、越後田沢駅前に到着。ここには「船の家(N-060)」があるのです。
雨はザーザー降り・・・。まあ室内の展示で助かりました。
続いてミオンなかさとへ。駐車場に停めて、その先の展示を鑑賞しました。
ミオンなかさとを出たところにも展示がありました。
「たくさんの失われた窓のために(N-028)」を訪問。
続いて清津川フレッシュパークに行こうとしたのですが、スルーしてしまい、そのままぐんぐんと先に進んで、「ポチョムキン(N-019)」へ。ポチョムキンといえば映画「戦艦ポチョムキン」を思い出します。高校のときに出会った映画。なーんと、先輩たちがその名のママ文化祭に出し、出展内容がゴルゴ13だったということもありましたっけね。
戻って清津川フレッシュパークへ。
そこに「ゆくら温泉」があって、調べてみると食事の評価もまあまあ。なにぶん土砂降りでして、ちょいと休憩したい気持ちもあって、ここで昼食にしました。もち豚定食。豚の量がイマイチな気がしました、お味は良かったし、ご飯は美味しかった。いいお店でしたね。
お店の中のテレビが豪雨について報道していました。ギリギリ今いる地域は大丈夫なようでした。いやー、慣れない地域で災害に合うのは厳しいですよね。しばらくじっくりとテレビで気象情報をチェック。まあ大丈夫そうでした。
豪雨は続くものの、当初設定通りのコースを進みます。
旧高道山小学校あとにある「LIKE SWIMMING(N-017)」「田の玉/白羽毛(M-071)」。入り口がややわかりにくいのですが、大地の芸術祭の標識にも慣れてきましたので、すっと入ることができました。なんか展示に違和感があって、わかったのが、ここはゲートボール場でもあるということです。ゲートボールのポールが立っていました。「LIKE SWIMMING」は白羽毛集落の子どもたちが関わったとのこと。作品も子どもたちのように見えます。そこがゲートボール場になっているという。子供とおじいさんおばあさんとの関わりが、バーチャルなかたちで実現しているわけで、興味深かったです。土砂降りでしたが。
も少し行って「中里かかしの庭(N-012)」。土砂降りだったので十分に散策できなかったのが残念。土砂災害からかかしが守ってくれている気がします。音の展示もありました。
「空の粒子(N-052)」。輪のつながり。
「磯辺行久記念越後妻有清津倉庫美術館[Soko](N-072)」。企画展をやっていました。私が行った限りで、大地の芸術祭の中で一番ギャラリー的な展示でした。磯辺行久の過去作品から今までを回顧しています。じっくりと観ました。恥ずかしながら磯辺行久を今回はじめて知りました。最近は壮大な作品を作るのにとらわれすぎているのではないかと批判的になりましたが、その一方で自然の中でアートをするならばこういうやり方しか無いのかもしれないと思いました。
清津峡へ。あまりの土砂降りでルートが閉ざされるのではないかと思いましたが、大丈夫でした。いやしかしほんとにすごい土砂降りでした。
土砂降りの中入り口へ。事故があって清津峡渓谷トンネルが作られたんですね。トンネルの最後から見やると、川沿いに歩道のようなものが観ることができました。昔は通れていたのですね。危険過ぎますが・・・。
トンネルを出て、「ペリスコープ(N-079)」を見学。足湯には浸かりませんでした。タオルを持ってこず・・・。
お土産物屋さんでビールと日本酒と、お菓子と箸置きをゲット。箸置きは欲しかったんですよねー。満足満足。
これをもって見学終わり。一路旅館を目指すぞー。
と思って車を走らせた矢先、「うつすいえ(N-054)」を発見、駐車場もありまして、立ち寄りました。とにかくきれい。
こんどこそ、ということで車を走らせてお宿まで。この頃は雨がだいぶやんでいました。途中に道の駅があり、おにぎりや酒のあてを購入。お土産用のお酒もゲット。宿に向かいます。宿がややわかりにくい。事前に写真を見ておいて正解でした。
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宿に到着し、お風呂へ。・・・と、外を見やると、なんと虹が出ていたのです。なんてアートな。雨に振られて散々の最終日でしたが、こんなアートなオチが待っていたとは。
お風呂は温泉ではないですが、十分な大きさで満足しました。冷蔵庫もフロントの近くにあり、利用可能です。
道の駅で買った食事を取り、お酒を飲む。このあたりは魚沼産コシヒカリがありますからねー。おにぎり一つとっても本当においしい。さえもん旅館のまわりには食事処もたくさんあります。他のお客さんで夕食をとっていた人も居たので、夕食付きにできるみたいでしたが、ここは素泊まり(正確に言うと朝におにぎりをもたせてくれるので素泊まりではありませんが)がいい宿かもしれません。
飲んだくれて床についたのでした。