二日目は伊香保に行きました。2019/4/30(Tue)のことであります。
第一日目 水上
第二日目 伊香保
第三日目 奥日光
第四日目 日光
↓続き読んでね。
やませみ荘を7時に起床。身支度、後片付けを済ませてから、8時の朝食を迎えます。お宿の方が部屋をコンコンして朝食ができたことを伝えてくださいました。朝食はなかなかにリッチ。パンもたくさん出してくれました。食後のコーヒーも美味しくいただく。
部屋に戻って出発です。会計をしたのですが、前日に飲んだお酒が350円ぽっきり。このあとお土産にと同じお酒をコンビニで買ったのですが、コンビニのほうが高かったのです。ありがたいけど、商売っ気無さすぎだなあ。お宿で出すということとで付加価値はあるんだから、ぜひもっと値上げして、もっとお客さんにオススメしてほしいところです。
出発時はご夫婦揃ってお見送りしてくださいました。いいお宿でしたね。またいつか来るべえ。
この日はまず水上の天一美術館に行こうかと思ったのですが、調べるに伊香保には「ハラ ミュージアム アーク」があるではありませんか(先に調べておけよ)。一回行ってみたかったのです。そこでまずハラ ミュージアム アークを目指すことにしました。
この日は残念ながらの雨模様。なおかつ霧がかってしまい、車の運転が大変でした。私のjeans up!にはフォグランプが付いているので、点灯しようかと思いましたが、これつけると周囲が迷惑するんじゃなかったかなあと思って、つけずじまいでした。未だにつけたことがありません。単なる飾りですね。水上から伊香保まではワインディングロードで、ドライブを楽しむことができたのでした。
ハラ ミュージアム アーク着。駐車場に入るところで一旦クルマから降ろされて、入場券を購入する必要があります。混雑時は大変じゃないかなあと思いつつ、チケットを買ってjeans up!を駐車場に入れます。ここも桜が美しかった。この日は天候にこそ恵まれませんでしたが、いい時期に来たものです。
ハラ ミュージアム アークの建物は磯崎新の設計になるもの。シンプルで非常に美しい。この日は「Yの冒険-原美術館コレクション」と「狩野派の画人たち─原六郎コレクションの名品」とが開催されていました。「Yの冒険」はイニシャルYのアーティストコレクション。「狩野派の画人たち」は狩野派のコレクション。狩野派以外のアーティストの作品も展示されていました。現代アートと狩野派と、それぞれに異なるアートを、ゆっくりとした時間のなかで堪能しました。
屋外にはアンディー・ウォーホルの作品もあります。大学生と一緒に作ったもので、世界に3点しかないんだとか。
ここでランチというのも良かったのですが、少し時間が早かった。なので、伊香保温泉に行くことにしました。ホテルの駐車場にjeans up!を停めさせていただいて、伊香保を散策しようと思った次第。
ハラ ミュージアム アークから伊香保温泉まではすぐです。ホテルもすぐに見つかりました。本日のお宿は「伊香保温泉 松本楼 洋風旅館ぴのん」です。
|
お昼時の混雑した時間帯だったので、停めておいたら悪いかなあと思ってフロントに話をしたら快く受け入れてくれました。ありがたいことです。
駐車場の外に出たら蕎麦屋の看板があって、その方向にフラフラと。手打ちそばの「いけや」さんです。三色の天そばをセレクト。コシがあって美味しいお蕎麦でした。お店の方々の雰囲気も非常に良かったです。オススメです。少し場所がわかりにくいのが難でしょうかね。
食後は少し歩いて「竹久夢二伊香保記念館」へ。少しお高かったけど新館とセットのチケットを購入しました。「榛名山賦」が非常に良い。長らく見入ってしまいました。惜しむらくは「黒船屋」が複製の展示だったということです。年に2週間くらいしか公開されないようです。複製であそこまで素晴らしいんだから、本物はとんでもないんでしょうねえ。いつか見たいものであります。
13時から新館をガイドしてくれるとのことで、参加しました。新館では、夢二とは少し離れて、ガラス工芸品をじっくりと観ることができました。表現力が乏しくてすいませんが、モダンなガラス工芸品が数多く展示されていました。
また、子供絵の館もあって、子供向けの冊子に掲載された夢二の絵が展示されていました。デビュー作も子供向けの絵だったんですね。オルゴールを流してくれて、いい感じの中夢二の絵を見て回りました。
夢二の世界から離れて、次にどこに行こうと思い立って行ったのは伊香保ロープウェイです。
この日は天候が悪く、霧がかっていたわけなのですが、それにめげてはいけません(おいおい)。天候が悪い中あえて行くのがいいんです。ということで、しばらく歩いてロープウェイへ。私しかいないかと思ったら、カップル一組と一緒になりました。すぐに頂上に着いて、眺めのいいところに行ったら、すごい強風、なおかつ霧で景色は全く見えませんでした。そそくさと戻ってロープウェイで降りる。何のために上ったのでしょうか。まあいいんです。こういうのも人生経験です。
ロープウェイを降りて、向かった先は伊香保神社です。石段を探しつつ歩いていって、石段を登ると伊香保神社。かなりの人が参詣のために並んでいました。私はそれをスルーしまして、更に奥へ。そうです。伊香保の奥に露天風呂があるという情報をゲットしていたのでした。ひたすら露天風呂を目指します。雨がかなり強くて辛かったですが、気にしません。今回の旅こそはのんびりと過ごそうとしていたのですが、いつもこうしてチャレンジングな旅にしてしまうのです。旅行って結局夜はゆっくりできるではありませんか。なので、昼間はガッツリと行動したいと思うわけなのです。飲み食いするからカロリー消費しないといけないし。
飲泉場にたどり着くも写真だけ撮ってスルー。私はお腹が弱いので、こういう危険な飲み物(笑)には手を出さないことにしています。飲泉場から少し上って、ついに露天風呂へ。450円でした。鍵付きのロッカーがあるので、セキュリティは安心です。・・・ロッカーにイラストと共に注意書きがあったのですが、たぶん「いらすとや」さんのイラストでした。いつもプレゼンでお世話になっているいらすとやさんのイラストがこんなところにまで。デザインのちからですね。あ、フリーのちからでもある。
露天風呂には洗い場がなく、湯を体にかけて入ります。熱いお湯とぬるいお湯で湯船が分割されていて、ぬるいお湯にしばし浸かって、熱いお湯に入ってから出ました。出たところに缶ビールが売っていました。せっかくクルマで来たというのに何故か徒歩でここまで頑張った自分を褒めるために、ビールをグビグビ。うまい!ここまで頑張ったかいがあったというものです。あまりに雨が強かった。自動券売機を見るとビニール傘が売っていたので、購入。小さいサイズで伊香保の文字が印刷してありましたが、まあ趣があっていいでしょう。クルマに常備する傘にしようかな。
ビール飲んだあとはいい感じに石段を下っていきました。途中で玉こんにゃくをいただいたりして。
関所を発見。「伊香保関所跡」でした。建物はしっかりとしていましたが、箱根関所とは違って、観光客が全くおらず・・・。観光地としては失敗している気がします。石段の脇にあるからかなあ。まああえてここには寄らずに、石段をどんどん上るか下るかするんでしょうねえ。
伊香保関所跡のお隣は「ハワイ王国公使別邸」です。伊香保とハワイとのつながりを学ぶ。
石段を下りきりましたが、いやー、霧がすごい。前があまり見えない状態でした。iPhoneのMapアプリに頼って進む。途中のコンビニでビールを買い込み、ホテルまで戻りました。
ホテルにチェックイン。「伊香保温泉 松本楼 洋風旅館ぴのん」のいいところは本館の松本楼の温泉にも入れるというところ。少し歩きますが、松本楼へ。露天風呂があるのが良かったですね。まったりと湯船に浸かる。
ぴのんに戻って、ビールを飲んだら夕食の時間。カジュアルなフレンチといったコース。ソースに中華素材を使うのがシェフのこだわりでしょうか。ワイン3種を注文したのですが、白・ロゼ・赤といずれも美味しかった。料理もよかったなあ。
いやー、幸せ。生きていてよかった。生きていてよかったと感じるときはあまりないですからね。旅行で美味しいものを食べられたときの醍醐味でありましょう。
食後は再びお風呂へ。こんどはぴのんのお風呂。木でできた素敵な湯船でした。お風呂の構造こそ循環泉ではありましたが、まごうかたなく源泉かけ流しの温泉でした。満足満足。
しばらくしてから再び入る。ビールを飲む。また温泉に入る。またビールを飲む。
そんなこんなで夜は更けていきました。