シンガポール旅行前後に読んだ書籍x3冊

2024年のゴールデンウィークはシンガポールに行ってきました。
前後で読んだ本3冊のご紹介。

岩崎育夫『物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年
→非常にわかりやすく歴史を説明しています。あまり物語調ではありませんので、そこは期待しない方が良いです。10年以上前の本ですので、改訂が出ることを期待しております。図書館で借りた本。

Nicole Damon “Singapore: An Illustrated Journey for Young Explorers: Discover the Rich Geography, History, and Culture of Singapore (Illustrated Countries of the World for Children)
→子供向けに書かれたシンガポールについての本。イラストと文章で構成されています。内容は悪くはないと思いますが、絵が怪しい。マリーナ・ベイ・サンズの”柱”が4本だったり3本だったり・・・。その点を除けばいい本だと思います。Kindle Unlimited.

Noah Gil-Smith “Singapore: Everything You Need to Know
→シンガポールについて色々な観点から論じられていて、非常に興味深く読みました。それぞれの章が短く、英語も極めてわかりやすかったです。話題はアートやマーシャルアーツまで及びます。おすすめの一冊。この著者はなんか一気に各国紹介本を出していますねえ。他のも読んでみるかな。Kindle Unlimited.

今年3,4,5冊目。

逢坂冬馬『歌われなかった海賊へ』

逢坂冬馬『歌われなかった海賊へ』を読みました。

ドイツに実在したエーデルヴァイス海賊団を舞台にした物語です。

ややネタバレですが、歌うだけでも良かったはずです。自分が可愛い中での、せめてもの抵抗として。
民主主義弱まる今への問題提起の本だと思います。
「歌わなかった住民」になってやしないか、自己点検を続けなければ。

この作家は信用できるなあ。対談集が出ているようだから読んでみよう。

今年2冊目。

松浦寿輝『香港陥落』

松浦寿輝『香港陥落』を読みました。

“3人”での対話が繰り広げられ、進んでいく小説。
何を守るのか、をめぐる小説だったように思えました。

今年35冊目。
※図書館で借りた本。

吉川雅之+倉田徹(編)『香港を知るための60章』

吉川雅之+倉田徹(編)『香港を知るための60章』を読みました。

無茶苦茶面白かった!
いろいろな観点から香港を知ることができます。香港に行く前に読んでおくべきでした。
一点、アートについての章がなかったのは残念・・・。

今年34冊目。
※図書館で借りた本。