和多利恵津子+和多利浩一『夢みる美術館計画 ワタリウム美術館の仕事術』を読みました。
先日メンバーシップART PASSに入ったこともあり、より良く知ろうと思って手にとった次第。ワタリウム美術館の創設と、以降の主要な展示について記されています。ナム・ジュン・パイクとかなり近かったんですね。キース・ヘリングの招聘もかなり早い段階だったんですね。いろいろと知ることが多く、参考になりました。
今年59冊目。
※図書館で借りた本。
日常を楽しんで。他者に寛容でいて。
和多利恵津子+和多利浩一『夢みる美術館計画 ワタリウム美術館の仕事術』を読みました。
先日メンバーシップART PASSに入ったこともあり、より良く知ろうと思って手にとった次第。ワタリウム美術館の創設と、以降の主要な展示について記されています。ナム・ジュン・パイクとかなり近かったんですね。キース・ヘリングの招聘もかなり早い段階だったんですね。いろいろと知ることが多く、参考になりました。
今年59冊目。
※図書館で借りた本。
ジェームズ・モーガン『マティスを追いかけて』を読みました。
夫婦でマティスの足跡を追い、自らを見つめ直すお話。
小説ではなく、実際の行動です。
マティスの足跡を追いかける中で、伝記的な事柄も説明されており、学ぶところが大きかった次第。特にピカソとのライバルみたいな関係は興味深かった。ピカソがマティスを訪れて、また来るわーといってもう来ない。はじめの訪問でマティスの部屋の絵とか学び取ってしまったからです。そんな話がいろいろとありました。
また作者がマティスに縁あるところを訪れつつ、絵を書いていく、その中で、マティスの見たもの、見た光を感じ取っていくような場面なんかも、非常に印象的でありました。マティスの見たものを見て絵を書くという、模写的なことを行う中でいろいろと気づいていくわけです。
生活が厳しくなりながらも結構な贅沢をするそのなんというか気前の良さは私には絶対に無理だなあと思いながらも、年をとってからのこのような行動というのは、先々行きていく上で非常に重要なことであり、私もなんかやってみたいなあと思った次第。早めに計画していくかな。
今年58冊目。
※図書館で借りた本。
「“The World of Prayer” MIWA KOMATSU 小松美羽展 〜祈り〜」を観に軽井沢に行ってきました。2018/9/23のことであります。
↓続き読んでね。
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津上みゆき「“View”という視点」を観に行ってきました。
ハシモトアートオフィス企画でgallery21yo-jにて開催されています。
自由が丘駅を降りて、そこそこ歩いたところにあるギャラリー。住宅街の一角にありました。
ほとんど人がおらず、メインの4品をじっくりと観る。対象が溶け込んでいるような絵の印象がありますが、今回のメインの作品は対象が結構残っている感じでした。絵の中に入っていくことを誘われているような、そんな作品でした。
前室に小品も並べてあって、貴重だったのは朝日新聞掲載の絵の原画があったということ。ファイルに収められていて、じっくりと拝見しました。来年の3月まで続くらしい。長丁場ですな。メインの大作は手が届かない金額なので、小品を検討しましたが、ギャラリー入り口の看板にもなっている上記の作品は良かったのですが、ちと大きめでちと(かなり、か)お高かったので諦めました・・・。
そのうちに人が集まってきました。初日で、アーティストトーク「津上みゆきの絵画“View”について」津上みゆき×中井康之(国立国際美術館 副館長) があったためです。なんでもそうですが、作家にとらわれるのもおかしいので、作家のトークとかはあんまし聞かないのですが、せっかく開催されるわけですし、参考までに聞いてみました。非常に興味深かった。
ひとつあったのは、津上さんが作品を抽象画として捉えられるのを嫌がっているということ。そもそも絵は抽象的でしょう、といった指摘が観客からあったのですが、それに対してはややムキになる感じで、これらの絵は実際の風景があり、具象だと言っていたのが印象深かった。抽象って言うとポロックみたいな感じになってしまうからでしょうか。米国に行ったときに抽象画を見て、これは違うなあと思ったとか言っていました。どこまでが具象でどこからが抽象か、というのも微妙で、絵はなんというか抽象云々よか昇華する、しているものだって言ったほうがいいのではないかと思いました。
あと、作品をLandscapeではなく、Viewとしているとのこと。風景そのまま、ではないわけです。この整理も参考になりました。
今後は国内外の展示が続くようです。さらなるご活躍を期待いたします。
トーク後も作品群をじっくりと観ました。軽食と飲み物が出されるレセプションが続いたのですが、そういうの好きではないので、そそくさと退散しました。
良い展示会です。オススメいたします。
山内宏泰『上野に行って2時間で学びなおす西洋絵画史』を読みました。
国立西洋美術館の常設展を巡り西洋絵画史を語る本。
対話形式になっています。実際に美術館を巡る感じを出したかったのでしょう、絵の写真に女性が写り込んでいます・・・うーん、不要。せっかくの絵画が台無しになっています。もったいないなあ。
あと、図書館で借りた本なのですが、どなたかによる修正が鉛筆で入っていました。記述に誤りがあるようです。ルイ・ナポレオンをナポレオン・ボナパルトとは普通言いませんわなあ。そら修正したくもなるというものです。内容があまり信用出来ないので、オススメしない本になります。
今年53冊目。
※図書館で借りた本。
堀尾真紀子『女性画家 10の叫び』を読みました。
以下の10人の評伝集です。
これは若い女性こそ読む本だと思います。それぞれの時代との格闘に心打たれます。
非常に良い本。オススメ。
できれば絵画が豊富に引用されていると良かったのですが・・・。
三岸節子
小倉遊亀
フリーダ・カーロ
レメディオス・バロ
ニキ・ド・サンファル
ケーテ・コルヴィッツ
桂ゆき
いわさきちひろ
マリー・ローランサン
メアリ・カサット
今年52冊目。
※図書館で借りた本。
布施英利『わかりたい! 現代アート』を読みました。
現代アートをモダンとポップとに分け、具体的な作家を解説していきます。
平易に書かれており、大いに参考になる本。現代アートに興味ある人に激しくおすすめ。
今年51冊目。
※図書館で借りた本。
筧菜奈子『めくるめく現代アート イラストで楽しむ世界の作家とキーワード』を読みました。
現代アートの解説本。
「はじめに」にサラッと書いてあるのですが、現代アート作家を紹介しつつ、その作品をイラストにしていて、わかりやすく解説しています。
このイラストが秀逸!
むちゃくちゃ大変だったと思うのですが、このイラストのおかげで理解しやすくなっています。こりゃ力作ですね。現代アートに興味のある方全てにオススメいたします。
今年48冊目。
※図書館で借りた本。