ハーラン・エリスン『世界の中心で愛を叫んだけもの』を読みました。
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短編集。表題作はかなり難解。よくわからない。再度読み直してみよう。
後半の作品群は親しみやすいですね。
今年30冊目。
津島佑子『寵児』
高村薫『マークスの山』
水上勉『雁の寺 越前竹人形』
田中芳樹『銀河英雄伝説(7(怒涛編))』
小林多喜二『蟹工船 一九二八・三・一五』
小林多喜二『蟹工船 一九二八・三・一五』を読みました。
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二編あります。
執筆時期は「一九二八・三・一五」の方が先です。
1928年3月15日に実際にあった大弾圧をもとに書かれています。当時の弾圧の模様が生生しく伝えられています。
「蟹工船」は有名な一遍。プロレタリア文学の代表作として国語や日本史で学びますね。
解説にも書いてありますが、
・蟹工船の現場
・“丸ビル”にいる会社の重役
・軍部
との関連を書き、なぜ蟹工船の現場で悲惨な状況が続くのかを明らかにするとともに、闘いに立ち上がる労働者を描きました。
かつてはこのようなことが起こっていたのだということを、くれぐれも忘れるべきではありません。大事なことを思い出させてくれた本であります。
あと、小林は小樽で育ったんですね。以前、私は小樽を訪れたことがあるのですが、知りませんでした。
今年5冊目。
