深谷忠記『Pの迷宮』

深谷忠記『Pの迷宮』を読みました。
 
Pの迷宮
 
本書によって、抑圧された記憶を思い出させて治療にあたるといった方法について、議論が存在する(賛否両論ある)ことを知りました。お恥ずかしい限りです。紹介されているロフタスらの本を読んでみようと思います。
 
ミステリーとしては、最後はさらなるどんでん返しを期待したが、期待外れでした。
また、ラストがいまいち。刑法解説いらないかと。
 
今年84冊目。

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大阪圭吉『銀座幽霊』

大阪圭吉『銀座幽霊』を読みました。
 
銀座幽霊
 
短編集。
戦地に散った大阪圭吉の小説は、本書と、『とむらい機関車』のみ、現在手に入れることが可能です(『とむらい機関車』は国書刊行会版もあるようです)。いずれ、全作品が読めるようになれば素晴らしいことだと思います。
 
今年81冊目。

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アーシュラ・K.ル=グウィン『ゲド戦記(3)さいはての島へ』

アーシュラ・K.ル=グウィン『ゲド戦記(3)さいはての島へ』を読みました。
 
ゲド戦記(3)
 
映画「ゲド戦記」の原作。
映画はこれをどのように解釈しているのでしょうか。映画の評判はかなり悪いようなので、逆に楽しみにしています。
 
今年75冊目。

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