CCNP資格取得のための4つの試験のうちの1つ、CIT(642-831J)に合格することができました。
これではれてCCNPになることが出来ました。
<はじめに>
シミュレーション問題が非常に難しい試験でした。
BCRAN同様、CITについての合格体験記とか、受験記もあまり無いようなので、詳しく書き込むことにします。
<参考書>
CCNP Self‐Study:CCNP CIT試験認定ガイド―CCNP CIT試験#642‐831対応
これを用いました。
今回は日経BP社の本は使用しませんでした。他の3冊があまり役に立ちませんでしたので。
基本的に参考書は上の本のみでいけると思います。
ただし、CITは今までの試験知識が求められるので、BSCI/BCMSN/BCRANの復習は必須となります。
<勉強の方法>
勉強期間は”1週間”でした。
CITで新しく求められるのは、トラブルシューティングの技法ぐらいのもので、後は今までの復習です。なので1週間にしました。人によって違いがあると思うので、あくまで参考まで。
問題集は、「ネットワークのおべんきょしませんか」のCIT問題集を使いました。内容は悪くはないのですが、現段階で誤字脱字が多いので、修正作業に時間がかかるのが難であります。
<試験当日>
試験は、シミュレーション問題が難しかったです。
1つの問題に20分程度かかってしまいました。これでかなり焦ってしまって、他の問題もあまり手に付きませんでした。結局はたまたぎりぎりでの合格になってしまいました。
<反省>
・シミュレーション問題の失敗が反省点です。その反省を生かし、今後受験される方に、僭越ながらアドバイスしますと・・・
シミュレーション問題ではベースラインと実際の設定の比較を事前に行うべき!!
となります。
当たり前と言えば当たり前のことです
まず”ベースライン”とは何でしょうか。実際のネットワークでは、ベースラインといったらネットワークの設定表とトポロジ図にあたります。試験では、試験問題とシュミレータのトポロジ図になります。まずはこの2つをしっかりとおさえましょう。特にIPアドレスやサブネットマスク、ルーティングプロトコルはしっかりと把握します。
その後、ルータやスイッチの設定を見ていくのですが、人によってやり方はそれぞれでありましょう。私は「show ip interface brief」で物理層/データリンク層の問題をチェックし、修正していきました。
・・・これが間違いでした。
「show ip interface brief」で問題をチェックするのはいいのですが、これで問題を短絡的に考えてすぐに修正していってはいけないのです。問題は複合的に絡み合っていますので、教科書通りに、
1.症状に関する情報の収集
2.問題の特定
3.問題の修復
と進んでいきましょう。
特に「show running-config」で、ベースラインとの違いをおさえることを忘れてはいけません。これが本当に大事になります。問題の修復を急いでしまいがちなのですが、必ずベースラインの把握からはじめ、コンソールからの情報の収集、問題の特定を経て、修復を行うことが大事であります。
<終わりに>
シミュレーション以外はそれほど難しくはありませんでした。
これでやっとこさCCNPです。よかったよかった。
CCNPについては別途まとめて記述することにいたします。