逢坂冬馬『歌われなかった海賊へ』

逢坂冬馬『歌われなかった海賊へ』を読みました。

ドイツに実在したエーデルヴァイス海賊団を舞台にした物語です。

ややネタバレですが、歌うだけでも良かったはずです。自分が可愛い中での、せめてもの抵抗として。
民主主義弱まる今への問題提起の本だと思います。
「歌わなかった住民」になってやしないか、自己点検を続けなければ。

この作家は信用できるなあ。対談集が出ているようだから読んでみよう。

今年2冊目。

松浦寿輝『香港陥落』

松浦寿輝『香港陥落』を読みました。

“3人”での対話が繰り広げられ、進んでいく小説。
何を守るのか、をめぐる小説だったように思えました。

今年35冊目。
※図書館で借りた本。

吉川雅之+倉田徹(編)『香港を知るための60章』

吉川雅之+倉田徹(編)『香港を知るための60章』を読みました。

無茶苦茶面白かった!
いろいろな観点から香港を知ることができます。香港に行く前に読んでおくべきでした。
一点、アートについての章がなかったのは残念・・・。

今年34冊目。
※図書館で借りた本。

倉田徹+張彧暋『香港 中国と向き合う自由都市』

倉田徹+張彧暋『香港 中国と向き合う自由都市』を読みました。

少し前の本であり、タイトルの”自由都市”というのを見ると少し悲しくなってしまいます。
が、最近の本だと雨傘運動についてあまり触れられていません。雨傘運動のことを知りたくて手に取った一冊。
現場の状況なども把握できました。イギリス植民地時代からの歴史を振り返ることもできました。

今年33冊目。
※図書館で借りた本。