高村光太郎『智恵子抄』を読みました。
犬吠埼の「ぎょうけい館」という宿に泊まったのがきっかけ。
ぎょうけい館の部屋にある案内によると、高村光太郎と智恵子は犬吠埼で出会ったかのような記述になっていましたが、「智恵子抄」によるとその前に紹介で出会っています。まあ宿の脚色としてはありでしょう。
詩集。「智恵子の半生」から読むと詩の背景もわかっていいと思います。
性についても詩になっています。
「智恵子の半生」の中の記述は今となってはうーんなところもあります。高村光太郎が智恵子の才能を潰してしまったところがあるような気がします。古くからの男女の分業の考えも出ていたし。
全ていいけど、「レモン哀歌」がやっぱり一番かなあ。
今年59冊目。