俵万智『サラダ記念日』を読みました。
最新作「未来のサイズ」の後に読んだ形。こちらは若いみずみずしい感じがそれぞれの歌に詰まっていると思います。「未来のサイズ」は母親として子供を見つめるような歌や政治に関する歌がありましたが、こちらは恋愛関連が多いです。
個人的には橋本高校の歌が印象に残りました。実は私、実家が神奈川県立橋本高校の近くなのです。塾講師をしていたころ、橋本高校の受験日に受験生を応援に行ったこととかもあります。
佐佐木幸綱の解説があります。口語定形の文体と失恋の歌としての新しさについて平易に論じられていて、読むときの道標となりました。
今年89冊目。
※図書館で借りた本。