三崎亜記『となり町戦争』を(だいぶ前に)読みました。
長生きはしてみるものです。
生きている間にこんなにひどい本に出会うとは思いもよりませんでした。
テロとその報復戦争が繰り返される世界において、この小説の戦争の認識はピントぼけしすぎだと思います。特に大笑いなのが最後です。政略結婚って、あなた、今の世は戦国時代ですか!!
私が読んだ中では2005年ワースト1位です。
何千と本を読んできましたが、ひょっとするとその中でもワースト1位かもしれません。
ほんとにひどかった。
辻仁成『海峡の光』
折原一『沈黙の教室』
筒井康隆『ロートレック荘事件』
三島由紀夫『天人五衰 豊饒の海(四)』
那須正幹『ズッコケ中年三人組』
三島由紀夫『暁の寺 豊饒の海(三)』
三島由紀夫『奔馬 豊饒の海(二)』
三島由紀夫『春の雪 豊饒の海(一)』
三島由紀夫『春の雪 豊饒の海(一)』を読みました。
三島を読んだのは10年ぶりぐらいです。
文章が本当に美しい。今年は『豊饒の海』シリーズで締めですな。
なお、(二)にあたる『奔馬』が品薄です。
本屋さんを巡って2店目で最後の一冊を入手できました。
映画化されたこともあって、人気のようです。
映画化といえば、映画は見てないのですが、竹内結子さんはミスキャストだと思います。なんとなく。