香川健介『10万円からできる! お金の守り方教えます』

香川健介『10万円からできる! お金の守り方教えます』を読みました。

財政と社会保障に関する説明が極めてわかりやすいです。
問題の解決は不可能としつつ、個人がどう対処するべきか論じられます。具体的であり、かつ危険を煽るでもなく、安全だと開き直るのでもなく、冷静な本です。
さっそく対処策を講じてみました。いつかブログにも書こうかな。

しかし、憲法云々の議論をしている暇があったら、財政と社会保障の今後を議論し、アクション取っていかないとまずいでしょうね。論点がずれている、というのが最近の政治について思うところです。

今年28冊目。

小島寛之『使える!経済学の考え方―みんなをより幸せにするための論理』

小島寛之『使える!経済学の考え方―みんなをより幸せにするための論理』を読みました。
 

 
公平や自由、平等といったキーワードごとに理論が取り上げられて解説されていきます。
それだけで非常に面白いのですが、特に目を引いたのがロールズのところ。
著者含めたグループが数学的な公理化を行う取り組みをしているのです。数学・経済学からもアプローチあるんですね。知らなかったな。
 
今年77冊目。

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スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー『ヤバい経済学』

スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー『ヤバい経済学』を読みました。
 

 
非常に面白い本です。
「答えはデータの中にある」という点から色々の事象を読み解いていきます。犯罪率の低下と中絶の関係は、とあるオンライン英会話の教材にも使われていました。また、「インセンティブ」を理解する重要性も学んだところ。インセンティブは何なのかを意識して人の行動とかを見ていくといいかもしれません。
 
今年72冊目。

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J.K. ガルブレイス『満足の文化』

J.K. ガルブレイス『満足の文化』を読みました。
 

 
今の日本がよくわかるかも。
原発がどうとか、別にいいのです。自分たちが満足していれば。先のことなんで知りません・・・という現代の文化を論じていると思います。
 
今年41冊目。

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永野良佑『金融がやっていること』

永野良佑『金融がやっていること』を読みました。
 

 
金融の役割を「すぐに使わないおカネを持っている人から、おカネを必要とする人に、おカネを回すこと」と定義し、金融を基本から説明しています。わかりやすいです。
 
今年8冊目。
※図書館で借りた本。

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山崎元『全面改訂 超簡単 お金の運用術』

 山崎元『全面改訂 超簡単 お金の運用術』を読みました。
 
 
 
 極めてシンプルな運用術が紹介されています。確定拠出年金の活用方法はこの本で初めて知りました。節税メリットが高いのね。
 私はいろいろな金融商品に手を出してしまったクチなので、反省しながら読みました。
 やはりシンプルにインデックス運用だな。
 
 今年83冊目。

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小幡績『リフレはヤバい』

 小幡績『リフレはヤバい』を読みました。
 
 
 
 岩田規久男の本は何冊か読んでいたので、違う立場の本を読もうと手にとった次第です。
 
 リフレ政策はわかりやすいものの、よくよく考えると以下のような疑問がありました。
 
 ・マネーの大量供給
  ⇒日銀から銀行に行った後、どのようにマネーが行き渡るのだろう?銀行が内部留保するか国際買ったりして金融市場だけウハウハになるのでは?
 
 ・インフレ期待を起こして駆け込み需要が生まれる
  ⇒賃金上がる前にインフレになっちゃうと逆に買わなくなるのでは?(こないだツイートした点)
  ⇒需要って言うけど、みんな株とかの金融資産に手をだすんじゃないの?そうすると金融バブルにつながるのでは?
 
 本書はそのような疑問に、否定的に答えてくれるものでした。そういう点では納得する部分が多くありました。雇用・賃金増やさないと需要増えないという主張もその通りかと思います。
 
 よくわからないのは国債価格下落の部分。
 国債価格が下落すべきではないのはわかりますが、円安が国債価格下落を引き起こすというのが今ひとつ腑に落ちません。ドルベースで考えると円安で国債価格は下落するのですが、それで国内の投資家が売りに転ずるのですかね?この点がわからずじまいでした。
 
 今年17冊目。

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日本経済新聞出版社編『日経プレミアシリーズPLUS 日本経済がわかる』

 日本経済新聞出版社編『日経プレミアシリーズPLUS 日本経済がわかる』を読みました。
 
 
 
 新書型の雑誌、というていの本。
 日本経済について考えようとして手に入れたのですが・・・柴田さなえさんの「ワイン・コンシェルジュ」というコーナーが非常に参考になりました。ワインの選び方について書いてあります。どしろーと向けですが、私のような人間には大いに役立つものであります。その内容はナイショ。
 
 今年3冊目。

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森永卓郎『年収防衛―大恐慌時代に「自分防衛力」をつける』

 森永卓郎『年収防衛―大恐慌時代に「自分防衛力」をつける』を読みました。
 
 
 
 節約術は参考になります。
 誰かに頼るのではなく、一人ひとりが努力を積み重ねるべしとする著者の主張にも同感できます。
 
 今年95冊目。

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鈴木亘『財政危機と社会保障』

 鈴木亘『財政危機と社会保障』を読みました。
 
 
 
 一般会計の「社会保障関係費」は、本来保険料でまかなうべき特別会計の社会保険を安くディスカウントするために使われているものであって、本来は不要なものである。低所得者層への配慮を行いつつ、社会保険への安易な公費投入を止めていく。あわせて、年金、医療、介護、保育の各分野に存在する規制を緩くして、株式会社等の参入を促し、コストを下げつつサービスの質も良くしていくべき。
 というのが主張であります。少子高齢化が進んでいるデータとともに論じられておりまして、納得のいくものであります。
 長期的な議論(保険は賦課方式(現役世代の保険料で年金を賄う方式)をやめて、積立方式にする)は別の本に譲られています。著者のほかの本も読んでみることにしよう。
 
 オススメ。
 
 今年92冊目。

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