石田衣良『赤・黒 池袋ウェストゲートパーク外伝』『IWGPコンプリートガイド』を読みました。
『赤・黒 池袋ウェストゲートパーク外伝』はシリーズとは別主人公による犯罪サスペンス。最後のカジノのシーンは手に汗を握りました。
『IWGPコンプリートガイド』はその名の通りのガイドブック。この本を読んだ後、池袋を散歩してしまいました。
今年12,13冊目。
※図書館で借りた本。
石田衣良『ドラゴンティアーズ-龍涙』『PRIDE-プライド』
石田衣良『ドラゴンティアーズ-龍涙』『PRIDE-プライド』を読みました。
IWGPシリーズ第1期はこれで読了!
スピード感あって非常に面白いシリーズでした。
一点、石田衣良さんの小説は非常に読後感が良いのですが、その分、読者を行動に促すということにつながらない可能性があると思いました(マコトが問題を解決してスッキリしてしまう)。
行動に起こすべく、本書でも取り上げられているテーマの一つである若年ホームレスに目を向け、本を読んだり、NPOを支援したりする活動をやってみることにしました。
続編も出ているので、引き続き読んでいこう。
今年10,11冊目。
※図書館で借りた本。
筒井康隆『エディプスの恋人』
筒井康隆『エディプスの恋人』を読みました。
『七瀬ふたたび』の続編なのですが、母なる”意志”が登場するところなど、壮大なSFであります。
読みが浅いかもしれませんが、『七瀬ふたたび』で終わっていて良かったのではないかと感じてしまいました。
今年9冊目。
※図書館で借りた本。
津村記久子『ミュージック・ブレス・ユー!!』
津村記久子『ミュージック・ブレス・ユー!!』を読みました。
青春小説。
兵庫慎司さんの解説が良いです。
ラストページは本当に素晴らしい。頭の中で鳴っている音楽が、世界の畏れをさらっていく。
今年8冊目。
※図書館で借りた本。
石田衣良『灰色のピーターパン』『Gボーイズ冬戦争』『非正規レジスタンス』
石田衣良『灰色のピーターパン』『Gボーイズ冬戦争』『非正規レジスタンス』を読みました。
いわゆるIWGPシリーズ(池袋ウェストゲートパークシリーズ)を3冊まとめて読了。
本当に面白い。
現代を切り取りつつ、その中に生きる人々を浮かび上がらせる。希望と、自分も行動しなければならないという思いに満たされることができて、読了感も非常に良いです。
今年5,6,7冊目。
※図書館で借りた本。
筒井康隆『夢の木坂分岐点』
筒井康隆『夢の木坂分岐点』を読みました。
現実・虚構・夢は等価であり、それらが入り混じりながら物語が展開します。
主人公の名前が変わり、シチュエーションも変わっていくのは面白いし、最後の方は現実も虚構も夢も、何が何だかわからなくなるような幻想的な世界を彷徨うこととなります。
今年4冊目。
※図書舘で借りた本。
宮部みゆき『人質カノン』
宮部みゆき『人質カノン』を読みました。
短編集。
湯河原に滞在している時に読んでいたので、2・26事件を舞台にした「八月の雪」はしみじみとするものがありました(湯河原は2・26事件の舞台なのです)。
今年3冊目。
※図書館で借りた本。
筒井康隆『時をかける少女』
筒井康隆『時をかける少女』を読みました。
再読。
50年前に書かれたのかー。
ジュブナイル小説の古典でしょうね。やっぱいい。
今年2冊目。
※図書館で借りた本。
筒井康隆『七瀬ふたたび』
筒井康隆『七瀬ふたたび』を読みました。
読心能力を持つ火田七瀬と、他の超能力者とのふれあいや、彼女らを殲滅せんとする警察との戦いを描きます。
最後の方とか、まさに現代に読まれるべきではないかなあ。少数者の迫害が、常に起こりうるというのは認識として持っておかねばなりますまい。私たちは、七瀬らに果物や缶詰を売るのを拒否し、警察使って抹殺せんとする側の人間であるのだ。
名著。もっと早く読めばよかった〜。
今年1冊目。
※図書館で借りた本。
高橋源一郎『NHK 100分 de 名著 太宰治『斜陽』』と太宰治『斜陽』
高橋源一郎『NHK 100分 de 名著 太宰治『斜陽』』を読みました。
太宰治『斜陽』も読みました。
高橋源一郎の名解説と共に、太宰治の『斜陽』を読むことができます。
ずっと前に、大学生の頃だったかなあ、読んだ記憶があったのですが、ちゃんと読めていなかったかもしれません。内容もほぼ忘れていました。
「人間は、恋と革命のために生まれてきたのだ」
こんな強いメッセージが込められていたなんて。
戦後になっても変わらない色々なことに対して、立ち向かっていく主人公かず子の姿にうたれます。
今年64,65冊目。