前原民主党について

本日の日経新聞朝刊2面に民主党代表の前原氏の発言が載っています。
もし、自民党に対抗して政権を取りたいのなら、今すぐ民主党は前原氏を党首から下ろすべきです。
 
”政策の違いがわかりにくい”というのが民主党によく向けられる批判であります。ところが、就任早々「憲法に与野党はない」とのこと。対立点を作る気は無いようです。
ということで、前原さんは自民党に行って、小泉氏や安倍氏と仲良く憲法を変える運動をすればいいと思います。対抗政党たる民主党にいる意味ないでしょう。
 
ところで、脱・労組を挙げているようなのですが、労組はとっとと民主党支持をやめるべきだと思います。
前原氏によると「ぎくしゃくしているのは官公労との関係」で「民間労組とは大きな問題はない」とのことなのですが、私の所属する民間労組を考えると、憲法に対する考え方を巡って問題になります。しかし「労組が反対するから考え方を下ろすことは、私が代表である限り、絶対にない」ということです。ということで、労組は前原民主党支持をやめるべき。政界再編を主導して新たな”労働党”政党を作ればいい。社民党と、民主党の一部と、自民党の一部を取り込めば、しかるべき大きさになるでしょう。また、そうした方が経済政策等も含めて争点が明確になるでしょうから、政治もわかりやすくなる。有権者も政権選択が容易になると思います。
 
そもそも、日本経団連のような経営者団体、そして創価学会のような宗教団体、これらの動きはよく目立つのですが、労組の動きが目立っていない気がします。今こそ、政界再編を起こすぐらいの動きをしてほしいところであります。強く期待します。

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美容院にて

髪切りたいと思ったので、気分一新、最近出来た個人経営の美容院に行ってきました。店長が一人で細々とやっている形態の美容院です。
 
電話で予約して行ったのですが、椅子の前には女性用の雑誌が。
あわてて店長が男性用の雑誌を持ってきました。曰く「女性がお電話くれたので、女性がいらっしゃると思っていましたので・・・」。
 
って、電話したのおいらだよ!!
 
私は声が高いので、昔からよく女性と間違えられます。昔、実家で電話を受けたときも、
 
あたくし「もしもし」
セールス「あ、奥様ですね」
 
というやりとりがよくあったものです。
この声の高さもメリットがありまして、それは変な声の人間として他人の記憶に残りやすいということです。客前でプレゼンすると、必ず強い印象を持ってもらえます。最近は年をとってきたので、自分の悪いところはすべていい方にいい方に考えるようにしております。自分自身への批判的なスタンスは忘れないようにしつつも。
 
結局、店長はいい人でしたし、髪型も短くきまったので、まあOKです。
次もその店に行くとしよう。

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中曽根氏らの賛成と参院の形骸化(2005.9.14 毎日新聞朝刊1面)

参院で郵政法案に反対した中曽根弘文氏ら11人が賛成するらしい。
 
これは全くもっておかしい話です。
まず、まだ法案が来ておらず、議論が行われていないのにその前から賛成を表明するというのがおかしい。参議院議員なのに「衆院選での国民の明確な意思を重く受け止める」というのもおかしい。おかしいことだらけであります。
 
参院議員自身が参院の形骸化を進めてしまった形になります。それでいいのでしょうか。

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女性の社会進出と出生率の関係(2005.9.14 毎日新聞朝刊1面)

女性の社会進出と出生率の関係が2005.9.14 毎日新聞朝刊1面に載っていました。
国際的に、女性の社会進出が進んだ国ほど、出生率が高い傾向にあるとのこと。
 
しかし、日本は社会進出が同レベルの国と比較して、出生率が低いらしいのです。環境整備の遅れがその背景にあるそうです。とっとと整備を進めるべきですな。

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服部孝章「投票後の行動こそ伝えよ」(2005.9.13 毎日新聞朝刊21面)

新聞発行当時、発熱してブログへのエントリができなかったのですが、2005.9.13 毎日新聞朝刊21面に服部孝章さんによる「投票後の行動こそ伝えよ」という文章が載っています。
 
マスメディアが「劇場政治」を煽り、自民党の広報機関化している状況を批判し、マスメディアはその反省の上に立って、今後議員らの”投票後の行動”をこそ報道し「この夏に興奮してしまった責任の後始末をつけるべき」と論じています。
 
その通りだと思いますので、ここに紹介しておきます(ちょっと遅れてしまいましたが)。

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品切れ本

さて、先ほどカール・シュミットの『現代議会主義の精神史的地位』を挙げましたが、今品切れ中になっていますね。
 
私は大学のゼミで読まされたのですが、当時も品切れでした。図書館の本をコピーして読んだものです(これは著作権法的に問題ありません)。
 
大学出てからしばらくして”みすずライブラリー”で出版されました。いずれ読む日が来るだろうと思って買っておいた次第です。やはり読む日が来ましたね。今品切れ中なので、なんか勝った気がしてしまいます(^^;;
 
本というのは在庫になってしまうので、出版社は本をあまり保管できないそうな。だから売れない本はすぐ品切れや絶版になっちゃうんですよね。
 
ということで、先般販売されたハンナ・アレント『暗い時代の人々』を購入しました。ハンナ・アレントは腰を据えて読まなければいけないので、今すぐは読めないっぽいのですが、何年か後に読む日が来るでしょう。そしてその頃には悲しいかな品切れ or 絶版になっているでしょう。
 
そんなこんなで積読が増える・・・。

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原田武夫『劇場政治を超えて』

原田武夫『劇場政治を超えて』を読みました。
 
劇場政治を超えて
 
読まなくていい本です。
ただ、カール・シュミットに注目しているところはいいと思います。
 
私は、カール・シュミットの『現代議会主義の精神史的地位』が現在読み直す価値ある本と考え、半分ぐらい読み進めています。原田武夫『劇場政治を超えて』には、この本に関する記述がありません。それも疑問に思いました。

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