西村京太郎『寝台特急(ブルートレイン)殺人事件』を読みました。
ブルートレインが舞台の殺人事件です。トラベル・ミステリーの第一作とのこと。
子供の頃ブルートレインに憧れましたねえ。結局乗れなかったんですよね。思えば乗っておくべきでした。
ミステリーはネタバレになるので中身をかけないのが残念ですが、本書も非常に面白かったです。
今年42冊目。
※図書館で借りた本。
日常を楽しんで。他者に寛容でいて。
西村京太郎『寝台特急(ブルートレイン)殺人事件』を読みました。
ブルートレインが舞台の殺人事件です。トラベル・ミステリーの第一作とのこと。
子供の頃ブルートレインに憧れましたねえ。結局乗れなかったんですよね。思えば乗っておくべきでした。
ミステリーはネタバレになるので中身をかけないのが残念ですが、本書も非常に面白かったです。
今年42冊目。
※図書館で借りた本。
西村京太郎『夜間飛行殺人事件』を読みました。
十津川警部40歳のときの事件。小説で中年中年言われるのですが、いまや40歳は中年でもないような・・・というか、40歳って私より年下かー、と思いつつ読み始めました。
北海道が舞台の一部であり、かつて旅行したエリアが出てくるので、具体的なイメージ持ちつつ読み進めました。最後の方はまさかの展開。当時の社会情勢、国際情勢を背景にしており、読んでいる人の無関心を突きます。
今年38冊目。
※図書館で借りた本。
西村京太郎『終着駅殺人事件』を読みました。
ちょっと前に湯河原の西村京太郎記念館でご本人からサインを頂戴し、作品を絶対読もうと思っていたのですが、図書館が封鎖されていたこともあって、やっと読むことができました(近所の図書館にて予約本の受け取りが可能になっていました)。
非常に面白かったです。一気に読み切りました。
トリックも、たしかにそういえばそうだったなあ、という感じで、トリッキーすぎずなるほどーという感じ。
青森〜上野のノスタルジー、そして、あまり人生がうまく行っていない人々に対する共感にあふれている小説です。
実は、両親がよく読んでいて、若い頃の愚かな私は「けっ、推理小説なんか読まねーよ」と思っていたのでした。その後、推理小説を読むようになり、若い頃の間違いを悟りました。素晴らしい世界がそこにはありました。しかしながら、西村京太郎だけは、両親への反発みたいのがまだ残っていたのでしょうか、避けていたのです。人生もったいないことをしてしまいました。。。読んでいきたいと思います。
今年33冊目。
※図書館で借りた本。
カミュ『ペスト』を読みました。
久々の再読。
ペストは急に発生し、なぜか急に無くなっていきます。そしていつかまた復活しうることが匂わされて終わります。
誰かによってペストが駆逐されるといった劇的な展開は何もない、簡潔な文体によるリアリズム小説です。
今読んで違和感があるのは、ペストのさなかでもカフェとか映画をやっているというところでしょうか。
また、ペストが去って街が開放されるときに歓喜が押し寄せます。
今や、コロナ対策でシャットダウン状態ですし、コロナが去ってもおそらく前の生活には完全には戻れないでしょう。もう大丈夫だ、という歓喜が押し寄せてくるイメージは持てません。
照らし合わせるに、今のこのコロナの状況はとんでもない事態なんだなあと、改めて思い知らされました。
今年31冊目。
小林多喜二『蟹工船』を読みました。
久々の再読。Kindleの青空文庫の上位にあったので、手にとってみた次第。
どのようなロジックで人が悲惨な状況に駆り立てられるのか、やらされていることが”国富”のための”公事”だとされたり、ロシアとの比較で”日本人はやはり偉いんだ”という意識を煽られたりするわけです。今もそういうのは残っているような気がします。
今年29冊目。
西村京太郎『死への招待状』を読みました。
湯河原の西村京太郎記念館を訪れた際に購入した本。ご本人からサインを頂いてしまいました!写真も撮っていただきました。ありがたいことです。
本書は1960年代、70年代の短編集。探偵たちのハードボイルドもので面白かったです。時代背景(ベトナム戦争)を感じさせる短編も含まれておりました。
サイン入りの本書は宝物にします。
今年6冊目。
アーナルデュル・インドリダソン『緑衣の女』を読みました。
こちらもブックオフのセールで買った本。
ミステリとされているのですが、DVをめぐる社会派小説と言ったほうがいいように思えました。
今年4冊目。
川端康成『伊豆の踊子』を読みました。
正月に旧天城トンネルに行ったので、実家にあった本書を久々に再読しました。主人公は踊子一行に心ほぐされるのですが、でも再び会うことはないのでしょう。文庫本にパンフが入っていて、旧天城トンネルに立つ川端の写真がありました。同じところに行ったんだなあと少しうれしくなりました。
今年1冊目。
チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』を読みました。
韓国のフェミニズム小説。
私は男性ということもあり、小説の最後のところはうなってしまいました。
自分の意識や、周りの社会構造を振り返るきっかけの一冊に。
今年51冊目。
※図書館で借りた本。
東川篤哉『探偵部への挑戦状 放課後はミステリーとともに』を読みました。
学園ものライトノベル+ミステリー。『放課後はミステリーとともに』は読んだことがないので、いきなり続編から読み出してしまったという次第。
人が死ぬこともなく、明るいギャグテイストで物語が進行します。こういうのもいいですね。主人公をもっと活躍させた方が輝くと思ったのですが、ドジなところも魅力というところか。
今年35冊目。
※図書館で借りた本。