大塚英志『ストーリーメーカー』

大塚英志『ストーリーメーカー』を読みました。

『君の名は。』のコレクターズ・エディションについていた新海誠監督の講演の参考図書だったので、読んでみた次第。物語の構造がわかります。私はやってみませんでしたが、実際にストーリーを作っていくこともできます。物語に興味がある人は一読を。

今年48冊目。
※図書館で借りた本。

MacAndrew “Logan’s Choice Level 2 (Cambridge English Readers) “

MacAndrew “Logan’s Choice Level 2 (Cambridge English Readers) “を読みました。

Level 2なのでサクサクと読めました。
犯人当てるのが、えー、おとりーみたいな。とはいえ、主人公は事前の情報で推理していたので、まあいいかと。
英語多読の素材としておすすめです。

今年46冊目。

ポール・オースター『幽霊たち』

ポール・オースター『幽霊たち』を読みました。

9年くらい前に原書を読んでいたのですが、図書館で翻訳書をふと見つけ、借りてみました。
柴田元幸さんの名訳だと思います。
見張っているのか見張られているのか、実在なのか幽霊なのか、読み進めるうちにわからなくなっていきます。そのわからなさを楽しむような小説。

今年45冊目。
※図書館で借りた本。

西村京太郎『天使の傷痕』

西村京太郎『天使の傷痕』を読みました。

“天使”を巡って刑事と新聞記者とが争うように謎を解いていきます。
社会派ミステリーの影響を強く受けていて、最後は唸らされます。犯人が明らかになる中で、その犯人のキャラクターが変わってしまう。そこに日本の闇がありました。

今年44冊目。
※図書館で借りた本。

西村京太郎『寝台特急(ブルートレイン)殺人事件』

西村京太郎『寝台特急(ブルートレイン)殺人事件』を読みました。

ブルートレインが舞台の殺人事件です。トラベル・ミステリーの第一作とのこと。
子供の頃ブルートレインに憧れましたねえ。結局乗れなかったんですよね。思えば乗っておくべきでした。
ミステリーはネタバレになるので中身をかけないのが残念ですが、本書も非常に面白かったです。

今年42冊目。
※図書館で借りた本。

西村京太郎『夜間飛行殺人事件』

西村京太郎『夜間飛行殺人事件』を読みました。

十津川警部40歳のときの事件。小説で中年中年言われるのですが、いまや40歳は中年でもないような・・・というか、40歳って私より年下かー、と思いつつ読み始めました。

北海道が舞台の一部であり、かつて旅行したエリアが出てくるので、具体的なイメージ持ちつつ読み進めました。最後の方はまさかの展開。当時の社会情勢、国際情勢を背景にしており、読んでいる人の無関心を突きます。

今年38冊目。
※図書館で借りた本。

西村京太郎『終着駅殺人事件』

西村京太郎『終着駅殺人事件』を読みました。

ちょっと前に湯河原の西村京太郎記念館でご本人からサインを頂戴し、作品を絶対読もうと思っていたのですが、図書館が封鎖されていたこともあって、やっと読むことができました(近所の図書館にて予約本の受け取りが可能になっていました)。

非常に面白かったです。一気に読み切りました。
トリックも、たしかにそういえばそうだったなあ、という感じで、トリッキーすぎずなるほどーという感じ。
青森〜上野のノスタルジー、そして、あまり人生がうまく行っていない人々に対する共感にあふれている小説です。

実は、両親がよく読んでいて、若い頃の愚かな私は「けっ、推理小説なんか読まねーよ」と思っていたのでした。その後、推理小説を読むようになり、若い頃の間違いを悟りました。素晴らしい世界がそこにはありました。しかしながら、西村京太郎だけは、両親への反発みたいのがまだ残っていたのでしょうか、避けていたのです。人生もったいないことをしてしまいました。。。読んでいきたいと思います。

今年33冊目。
※図書館で借りた本。

カミュ『ペスト』

カミュ『ペスト』を読みました。

久々の再読。

ペストは急に発生し、なぜか急に無くなっていきます。そしていつかまた復活しうることが匂わされて終わります。
誰かによってペストが駆逐されるといった劇的な展開は何もない、簡潔な文体によるリアリズム小説です。

今読んで違和感があるのは、ペストのさなかでもカフェとか映画をやっているというところでしょうか。
また、ペストが去って街が開放されるときに歓喜が押し寄せます。

今や、コロナ対策でシャットダウン状態ですし、コロナが去ってもおそらく前の生活には完全には戻れないでしょう。もう大丈夫だ、という歓喜が押し寄せてくるイメージは持てません。

照らし合わせるに、今のこのコロナの状況はとんでもない事態なんだなあと、改めて思い知らされました。

今年31冊目。

小林多喜二『蟹工船』

小林多喜二『蟹工船』を読みました。

久々の再読。Kindleの青空文庫の上位にあったので、手にとってみた次第。
どのようなロジックで人が悲惨な状況に駆り立てられるのか、やらされていることが”国富”のための”公事”だとされたり、ロシアとの比較で”日本人はやはり偉いんだ”という意識を煽られたりするわけです。今もそういうのは残っているような気がします。

今年29冊目。

西村京太郎『死への招待状』

西村京太郎『死への招待状』を読みました。

湯河原の西村京太郎記念館を訪れた際に購入した本。ご本人からサインを頂いてしまいました!写真も撮っていただきました。ありがたいことです。

本書は1960年代、70年代の短編集。探偵たちのハードボイルドもので面白かったです。時代背景(ベトナム戦争)を感じさせる短編も含まれておりました。

サイン入りの本書は宝物にします。

今年6冊目。