歯医者

今日は歯医者に行きました。
 
おとといくらいから、冷たい水が歯に急に凍みるようになったためです。
で、検査・・・お医者さん曰く「知覚過敏ですね」。
 
おー、知覚過敏か。そんなものになる年齢になってしまったのか。
とりあえず経過観察となりました。
帰りに知覚過敏に効果がありそうな歯磨き粉を購入して帰宅。
 
しかし、経過観察だと今後も凍み続けるなあ。結構痛いんですよね。困ったなあ。

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津島佑子『火の山―山猿記(上)(下)』

津島佑子『火の山―山猿記(上)(下)』を読みました。
 

 

 
このような素晴らしい小説に出会えるなんて、生きていて良かった。
 
甲府に生まれ育った一族の戦前~戦中~戦後を描く。
一族で敗戦後に米国に渡った勇太郎という人の手記なのですが、物語が進むにつれ、勇太郎のペンを奪うかのようにして語り手が勇太郎の姉達に変わっていきます。また、その手記も勇太郎のオリジナルそのものではなく、勇太郎の孫であるパトリスの注釈や子供である由紀子による補足が行われています。語り手の複数性がこの小説のおもしろさであります。
また、過去の話・現在の話、実際に起きたこと・空想が入り乱れながら、話は進んでいきます。読んでいるうちに、ややをもすると混乱してしまいますが、それもまたこの小説を読むことのおもしろさでありましょう。
 
そして注目すべきは出産の喜びであります。
 
勇太郎の姉、桜子は結核に冒されたために、子供を産むか堕ろすかの選択を迫られます。彼女は迷わずに生むことを選びます。その場面で女達は言います。
 
「<子どもが産める! それで自分が死んだってうれしい! 生まれた子供が死んだってうれしい!>」(下,p.361)
 
生まれた子供の片眼は青く光っており、命の危険や眼の障害の可能性がありました。それを知った桜子は言います。
 
「へえ、そうなの。自分の眼でみてみたいなあ! サファイアみたいな眼なんて、すてきじゃん。いちどでいいから、みせてくんないかなあ。」(下,p.371)
 
※桜子は結核に罹っているため、子供と会うことはできない。そのため「みてみたい」と言うことになる。
 
長男を早くに喪った津島佑子がこのように書けるようになるまでは長い道のりがあったのではないかと思います。
母親の喜びと共に子供は生まれてくる。そのことはおそらく子供が育って大人になった後においても、彼・彼女を支える一つのよすがとなることでしょう。
 
この本はブックオフで見つけて、この作者の本は読んだことないし、とりあえず読んでみるか、ということで購入したものです。
こんな素晴らしい小説だったとは!本との出会いというのも本当に偶然であります。
(おー、シャレになった)
 
今年5,6冊目。

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生ハムピザ

生ハムピザ作りました。
 
生ハムピザ20070106

 
ピザ生地をこねて、ホットプレートに広げて、焼く。
裏返して、トマトソースたっぷり、ピザたっぷりかけて、その上に生ハムを置いて、焼く。
 
超うまかった。安上がりだし。
ワインと合うねえ。また作ろう。

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W-ZERO[es]にインストールしたソフト

以下のとおり。
URLは参考にしたサイト。
 
ぽけギコ
http://www.willcom-fan.com/wzero3/entries/memn0ck/000092/
 
GSFinder+
http://www.willcom-fan.com/wzero3/entries/kzou/000068/
 
〇号テキストエディタ
http://www.fermes-soft.com/zhe_download.htm
 
MZ3 -Mixi for ZERO3-
http://www.takke.jp/soft/MZ3/
 
以下はソフトではなく設定変更です。
 
Operaの設定変更
http://dawnpurple.blog25.fc2.com/blog-entry-421.html
http://d.hatena.ne.jp/mat46/20060730#p1
 
おかげさまで、だいぶ使いやすくなりました。

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アーザル・ナフィーシー『テヘランでロリータを読む』

アーザル・ナフィーシー『テヘランでロリータを読む』を読みました。
 

 
イランの女性たちの声が生き生きと伝わってきます。
小説を読むことと生きること。その密接な繋がりに改めて気づかされます。
 
この本は超オススメです。
あと、今まで米国文学を読んでいなかったなあと反省。オースティンから読んでみることにしようと思った次第。
 
今年4冊目。

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中根千枝『タテ社会の人間関係―単一社会の理論』

中根千枝『タテ社会の人間関係―単一社会の理論』を読みました。
 

 
資格と場、タテとヨコという概念で日本を含む単一社会を分析したベストセラー。
大学一年のときに読んだかな。帰郷したときに持ち帰ってきて再読しました。
 
“場”(一定の地域や所属機関等を指す)を強調した社会集団のあり方が分析されています。自分を社会的に位置づける場合に、“○○会社の者です”といった言い方をすることを考えると理解しやすいでしょう。
・・・読んでみて、内容をすっかりと忘れていることに気づきました。マズイですな。大学時代に読んだ本はイチから再読しないといけないのかも。
 
今年3冊目。

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大江健三郎『性的人間』

大江健三郎『性的人間』を読みました。
 

 
ほとばしる性(“男性の性”中心ですけど)。
 
川西政明は大江文学を三期に分類しています(『「死霊」から「キッチン」へ』 講談社現代新書)。本著は第一期にあたるもの。大江20代の仕事です。
 
TVのイメージは強くて、大江健三郎というと大江光の脇でほほえむ姿が浮かんでしまいます。しかし、初期作品群はそのイメージとはかけ離れており、なおかつ非常に魅力的です。本著には有名な「セブンティーン」も収録されています。確実なものを求める17歳の青年が右翼思想にとりつかれていく姿を描いています(第二部「政治少年死す」は文庫本未収録ですが、探せば読めます)。右傾化する世の中で、なんでそうなるのかを考えたい向きには是非オススメの一編であります。
 
今年2冊目。

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藤田省三『全体主義の時代経験』

藤田省三『全体主義の時代経験』を読みました。
 

 
時代が時代なので、新年一発目は藤田省三から。
久しぶりの再読であります。
 
著者自ら述べているごとく、病床で書かれたエッセイ集です。そのためか、論述にわかりにくさがつきまといます。特に「全体主義」の定義が明確ではないと思います。例えば、有名な“「安楽」への全体主義”という言葉があります。「安楽」を求めるために不快の源を根こそぎ取り払ってしまうことを指して言っています。しかし、全体主義のポイントは、国家が経済・社会・文化の諸領域に介入して自由を奪うことにあると思います。藤田のように全体主義概念を広げすぎてしまうのには疑問が残ります。
 
とはいえ、本の各所に卓見がありますので、アフォリズム(箴言)集として読むにはいいのかもしれません。
 
今年1冊目。

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帰宅しました

帰宅しました。
 
実家から本を15冊も抱え込んだまま、新宿をうろうろしてしまいました。かなり疲れております。
戦果はネクタイ1本。
シャツなども見ていたのですが、あまりいい物が出ていませんでした。いい物はセール対象外になっているんですよね。ま、そんなもんだ。
 
少しのどが痛いので、早く寝ることにします。

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